137：愛しているのなら ページ40
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服の感想については前置きに過ぎなかったのか、勢いよく隣に座り距離を詰めてきた南。
後ろを見れば既に杠とルリが話しながら着席していて、どうも話題を逸らせるような雰囲気ではなかった。
『彼氏、とは？？』
南｢んもぅ！はぐらかさないで！彼氏にしたい人の1人や２人決めておいてよ！｣
ニッキー｢2人いていいもんなのかい？｣
南｢気球作りの時から…いや、龍水復活の時点で私の心はぐちゃぐちゃよ！色んな男の子とイチャイチャしちゃって！｣
『そんな、君を傷付けるような事をした記憶は無いのだけれど…何か良くないことをしたなら謝るよ。』
南｢私は傷付かないわよ〜！司さんが！傷付くの！！｣
南の言葉に琴寧が目を見開く。
その吸い込まれるような瞳で南を見つめ返し、恋愛の話では珍しく、食い付いたように反応した。
『司が？どうして？何か遺言を預かっているの？もしかして、これも愛の一種なのか？』
南｢びっくりした！近いわよ！｣
『さっきの君と一緒だよ』
ゲンが琴寧の分の食事まで持ってきて、潔く退散していくのを眺める。
何故、このタイミングで、自身の胸の内を明かしてくれたのかと問うと、南は顔を顰めながら答えた。
南｢ひと段落したからよ。あと、あの気球で石神村に向かうんでしょう？暫く会えないと思って…｣
ニッキー｢どうせアンタ、あの気球に乗って行くんだろ｣
『ふむ、それはゲン次第だと思うよ。』
琴寧の言葉に首を傾げる。
食事をしながら、何やら話している千空、ゲン、大樹を一瞥したあと、我に返って琴寧を見詰め直した。
南｢間違えた！話は何で司さんが傷付くのかでしょ！｣
『そうだね、では、何故なんだい？』
南｢それはねぇ、司さんが琴寧の事を独り占めしたいって思ってるからよ！｣
『本当かい？』
南｢本当よ！愛っていうのはね、相手から同じものを返されて初めて満たされるのよ。でも貴方はみんなに同じものを与えてる。だから足りないのよ。｣
『なるほど…足りないと、満たされない。満たされないと辛いんだね。だから私は、司を傷付けている。』
南｢理解はっや…！恐ろしい子…！｣
あまりの理解の速さに南が驚く。
なんだか言葉を反芻している様子の琴寧が、南の手を掴んだ。
『なら、複数の人に、千空や、龍水にも同じものを返さなくては。傷付けないように。』
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柏餅(プロフ) - 栗子さん» \(//∇//)\ (2月23日 11時) (
レス) id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
栗子(プロフ) - 柏餅さん» あけましておめでとうございます〜！🐉⛩️🎍ハートのクイーンは今後も重要な要素なので注目されて嬉しいです！！✨今年もよろしくお願いします！！🫶 (1月13日 17時) (レス) id: 117de47d08 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - 夢主ちゃんハートのクイーンが欲しかったのお嬢すぎて好きです！遅れましたが明けましておめでとうございます！ (1月9日 13時) (レス) @page50 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - マジで共感の嵐です！ (12月7日 17時) (レス) id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
栗子(プロフ) - 柏餅さん» Dr.STONEの女の子ってマジでいい女ばっかですよね〜！最新話まで見てくれてありがとうございます！！🥳 (12月4日 23時) (レス) id: 117de47d08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栗子 | 作成日時：2023年10月3日 22時
