116：コールセンター ページ19
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羽京｢……緊急事態かと思ったよ。｣
まるで離ればなれになった恋人に問いかけるような切ない声で本件とは関係の無い事を叫ぶものだから、羽京は一瞬混乱する。
呆れたように返事をすれば、彼女は更に声量を上げ、どこで話してるのか知らないが、その声をやまびこさせた。
【『ああ緊急事態さ！これでは来たる夏、みんなと一緒に海で泳げないじゃないか！せっかく自由に海で遊べるようになったのに！！』】
羽京｢ごめん、ごめんね、君にとっては緊急事態だったね｣
驚くほど欲に忠実な琴寧のわがまま発言に、羽京が遠い目をする。
電話の向こう、琴寧の更に奥で、ゲンが｢え、かわいい…｣と呟いたのまで聞こえた羽京は、そっとコハクに受話器を渡した。
羽京｢(マイペースすぎる…)｣
コハク｢琴寧〜！｣
【『コハク？3日ぶりだね、元気そうで何よりだ。電話越しに会話をするのは初めてだね、聞こえずらく無いかい？』】
コハク｢めっぽう聴き取りやすいぞ！君の声は春風のように心地よくて暖かいな！｣
【千空｢おい、イチャイチャすんな｣】
受話器を取り上げる音がする。
どうやら通話時間はここまでらしい。
不貞腐れる琴寧をよそに、千空が本題へと移ってくれた。
羽京｢要件は？｣
【千空｢クククッ、相ッ変わらず俺も、科学使いが聞いて飽きれるぜ。海岸線もだったがなぁ、内地もボコボコだったろ、琴寧に言われて気付いたわ。｣】
羽京｢！丁度僕達も、その件で電話しようと思ってたんだ。｣
富士山の大噴火、それによる地形変動。
ナイアガラの滝のような大瀑布が、日本にできていたこと。
新しい地図が必要な事を伝えた。
【『このペースだと、君と再会できるのはだいぶ先になりそうだな』】
羽京｢まだその話？｣
【『仕方ない。機を伺ってそちらに赴こう。千空、次石神村に行くタイミングがあれば誘ってくれ』
千空｢いや、司の冷凍庫どうすんだよ｣
『未来なら私がいなくてもメンテナンスできるよ』】
いつの間にか話は終わったのか、こちらに話題を振られることが無くなる。
おそらく千空が、地図を作るためのロードマップを作成してくれているのだと思うが、彼女のあの自己中心的な発言を誰も指摘する人間がいないあの状況。
みんなが彼女ペースに呑まれないか心配だ。
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柏餅(プロフ) - 栗子さん» \(//∇//)\ (2月23日 11時) (
レス) id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
栗子(プロフ) - 柏餅さん» あけましておめでとうございます〜！🐉⛩️🎍ハートのクイーンは今後も重要な要素なので注目されて嬉しいです！！✨今年もよろしくお願いします！！🫶 (1月13日 17時) (レス) id: 117de47d08 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - 夢主ちゃんハートのクイーンが欲しかったのお嬢すぎて好きです！遅れましたが明けましておめでとうございます！ (1月9日 13時) (レス) @page50 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - マジで共感の嵐です！ (12月7日 17時) (レス) id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
栗子(プロフ) - 柏餅さん» Dr.STONEの女の子ってマジでいい女ばっかですよね〜！最新話まで見てくれてありがとうございます！！🥳 (12月4日 23時) (レス) id: 117de47d08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栗子 | 作成日時：2023年10月3日 22時
