71：怪物 ページ23
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司｢おはよう｣
頭から復活液をかけてしまうと、フードやマスクについてしまうので、足にかけてカスケードが起きるのを待つ。
しばらくして、石の割れる、人が生まれる音がした。
『……おはよう、つかさ。』
朝の挨拶をしてくれた事が余程嬉しいのか、全身脱力しているのに笑顔だけは前と変わらなくて。
杠｢琴寧ちゃん！｣
『杠もいるのか。あはは、大樹も。私の知り合いだらけで嬉しいな。みんな、私を置いて友達になってるなんて、狡いじゃないか。』
大樹｢久しぶりだなあ！｣
『久しぶり。もう随分みんなに会えなくて寂しかったよ。
あぁ、司、聞いてくれ、この間すごい数式を開発してね。あと、星から年月を数えられるかもしれない！』
琴寧の発言に3人とも驚く。
暫くしてすっかり日が沈み、夕食の時間になる。
4人で火を囲み、大樹と杠は、皮の布の縫い方や、食べられるキノコや毒の花の話をしていた。
司｢…硬そうな肉だね｣
『…………君のと同じだよ』
5分程、たった一口の猪肉を真顔で咀嚼し続けるものだから、硬い部位に当たってしまったのかと思って話しかける。
不貞腐れてしまった。
司｢(何故…)｣
自分の肉は柔らかかったので、こちらの方がいいかもしれないと差し出せば、その小さな口で肉を噛んだ。
噛みちぎるのに1分。
また咀嚼に5分かかっていた。
司｢すまない…｣
『謝るな。余計惨めになる。』
夜。
杠と大樹が寝た後、
琴寧にここら辺で1番開けたところに連れて行って欲しいと言われ、岩石が聳え立つ。渓谷に案内する。
この上は辺りで木々も少なく、開けた土地なはずだ。
『……この石像を壊したのは君か？』
司｢…怒らないのかい？｣
『心配していないからな。私の友達がきっとなんとかしてくれる。』
司｢それは…｣
『素晴らしい！！なんていい眺めなんだ！司、幾千の星が輝いているよ！！』
遮蔽物がないこのストーンワールドに広がった星空。
琴寧は目をこの上なく輝かせ、その星を眺めた。
辺りを見渡し、地面に計算式を書き始める。
俺が旧世界では、見た事も無いような複雑な式。
彼女は自作の方程式だと言い放った。
『西暦5739年………6月…』
そんな、
彼女は、秒数も数えていないはずなのに。
『あの日から丁度3720年程か。…合ってる？』
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栗子(プロフ) - あんあんねこさん» ありがとうございます！💕💕お話のスピード遅くて主人公がどうなっていくのかのろりのろり更新ですけど気長に待ってくれると嬉しいなっ☆💦めっちゃ嬉しいです！頑張ります！！(ง •̀_•́)ง (9月24日 1時) (
レス) @page41 id: 117de47d08 (このIDを非表示/違反報告)
あんあんねこ(プロフ) - この作品本当に大好きです！！！！主人公がどうなるのか、、、！！！めちゃくちゃ楽しみです！！作者様のペースで頑張ってくださいっ！！！！！！！！！ (9月23日 12時) (レス) @page40 id: 3021c16fe7 (このIDを非表示/違反報告)
栗子(プロフ) - 幸子さん» きゃー！✨👏嬉しいけど体調には気を付けてくださいね！？ありがとうございます💕最近出せない日多いから頑張りますね！💪 (9月21日 19時) (レス) id: 117de47d08 (このIDを非表示/違反報告)
幸子 - 夜更かしして全話読みました！最高です！！続き楽しみにしてます( *´꒳`*) (9月21日 16時) (レス) @page38 id: b07e9edb38 (このIDを非表示/違反報告)
栗子(プロフ) - ナナさん» コメントありがとうございます！！頑張ります！🔥 (8月31日 13時) (レス) id: 117de47d08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栗子 | 作成日時：2023年8月23日 21時
