61：警告 ページ13
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司｢っ！？……な、んで……｣
いつもと何ら変わりない仕事の帰り。
俺の妹、未来にお土産があるから、病室に寄ってこうといつも通りドアを開けたら、君がいて。
俺がいつも座っている椅子に浅く腰掛けて未来を見ていた。
『…やっぱり君だったか』
司｢何のつもりだ。どうしてここがわかったんだい。｣
『わざわざ調べたつもりは無いんだがな』
声を荒らげて彼女を席から立たせる。
夏の始まりにも関わらず長袖でタイツを履いていたから、ますます不気味で、荷物を持たせてドアの近くに追いやる。
彼女は変わらず笑顔でこちらを見上げた。
『ここ、私の財閥が経営する病院でね。入院している人間のリストの中にたまたま君と同じ苗字の子を見付けたから入れて貰ったんだ。珍しいよね、君の苗字。』
司｢興味本位で入ってきていい場所じゃない。｣
『君が必死にお金を稼ぐ理由がわかったよ。私も協力したい』
司｢馬鹿にしてるのか？｣
バックを受け取って、次に手を差し出したから、からかわれているのかと思い顔を顰める。
彼女は瞳を揺らし手を下げた。
司｢長らく海外にいてわからなくなってしまったのかい？君、今のところ不審者だよ。｣
『…すまない、気を付けてはいるのだが……目が濁っているせいで、人の心情が不透明になっていつもこうなるのだ。』
濁ってるだなんて、
司｢(そんな、綺麗な瞳をしておいて？)｣
表現が間違ってるんじゃないか。
暫く時間が止まったように感じる。
俯いたその瞳に映るのは、酷く澄んだ新緑の色で。
宝石のようにきらきら輝いているのに。
彼女からは、濁ったように見えると言うのか？
司｢……そんな君が、ここに来た理由は？｣
『…主観的な話をしに来た。』
質問をした途端、真剣な眼差しをこちらに向けた彼女に、少し威圧される。
負けずに睨み返すと、彼女は同じトーンで話始めた。
『もう今後一切私の父の誘いには乗るな。どれだけお金を積まれても、だよ。』
司｢余計なお世話だ｣
『ろくな事にならない。君が傷付くだけだ。そんな君を不幸にした汚ないお金で延命治療されても、君の妹は嬉しくないだろう』
カバンから紙を取り出し、ベットの横の棚に置く。
そこには携帯の電話番号がひとつ、丁寧な字で書いてあった。
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栗子(プロフ) - あんあんねこさん» ありがとうございます！💕💕お話のスピード遅くて主人公がどうなっていくのかのろりのろり更新ですけど気長に待ってくれると嬉しいなっ☆💦めっちゃ嬉しいです！頑張ります！！(ง •̀_•́)ง (9月24日 1時) (
レス) @page41 id: 117de47d08 (このIDを非表示/違反報告)
あんあんねこ(プロフ) - この作品本当に大好きです！！！！主人公がどうなるのか、、、！！！めちゃくちゃ楽しみです！！作者様のペースで頑張ってくださいっ！！！！！！！！！ (9月23日 12時) (レス) @page40 id: 3021c16fe7 (このIDを非表示/違反報告)
栗子(プロフ) - 幸子さん» きゃー！✨👏嬉しいけど体調には気を付けてくださいね！？ありがとうございます💕最近出せない日多いから頑張りますね！💪 (9月21日 19時) (レス) id: 117de47d08 (このIDを非表示/違反報告)
幸子 - 夜更かしして全話読みました！最高です！！続き楽しみにしてます( *´꒳`*) (9月21日 16時) (レス) @page38 id: b07e9edb38 (このIDを非表示/違反報告)
栗子(プロフ) - ナナさん» コメントありがとうございます！！頑張ります！🔥 (8月31日 13時) (レス) id: 117de47d08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栗子 | 作成日時：2023年8月23日 21時
