50：あの日、恋に恋して ページ2
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クロム｢おうおう！いつまで喋ってんだコラ！敵が来ちまうぞ！｣
マグマ｢いつまでもイチャコラしてんじゃねぇぞヒョロがり共がよ。｣
意外にも、ついさっきまで空気を読んでくれていたクロムとマグマが、満を持して登場する。
久々の再会に、2人とも琴寧の身を案じた。
『久しぶり、千空なら携帯の情報戦に持ち込むと思ったよ。……人払いはしてあるから、早く済ませてくれ。』
クロム｢おう！！｣
3人の作業を、マグマに｢邪魔くせぇ｣と端に退けられた琴寧がじっと見つめる。
カモフラージュのための木の枝を取りに行ったマグマを待つ間、ゲンがひと休憩、と隣に座った。
ゲン｢バレない程度にバレればいいけど｣
『私が杠にそれとなく助言しておこう』
ゲン｢ジーマー？ありがと！｣
この会話も誰かに、もっと言うと聴力の良い羽京に聞かれているかも知れないのに、随分と呑気に会話を続けるものだ。
琴寧が人払いをしていなかったら、ここまで会話をする事はできなかったろう。
ゲン｢(…で、さっきの、まだ有効かな…)｣
メンタリスト魂はどこへやら。
この緊急事態にも関わらず、邪な心がヒビから這い出でる。
『……本当に、なんでもいいぞ』
ゲン｢(こ、心読まれてる…！？)｣
『嬉しかったのだ、君達を置いて、ある意味安全地帯とも呼べる司帝国に逃げた私に、こんな贈り物をしてくれた事が。何も知らない君が、私を安居院家の当主にしてくれた事が。…だから、君たちになんでもしてあげたいんだ』
ゲン｢あ、あんまり、“なんでも”ってほらぁ、軽々しく言わない方がいいよジーマーで。千空ちゃんとかにそんな事言った日には、朝から晩まで働かされちゃうよ。｣
『ふふっ、ゲンはそんな事言わないだろう』
ゲン｢そーゆー勘違いさせる所も駄目だと思います！｣
『！？……ゲン、今なんと』
クロム｢おーい！ゲン！これでいいか？｣
ゲン｢わ、わ、ちょ、やりすぎやりすぎ！！｣
先日の南の言っていた事と酷似したセリフに、琴寧が目を見開く。
メンタリストの、心理学のスペシャリストの彼なら、何かわかるかもしれないと彼の目に目線を移せば、彼は既にクロムの方を見て焦った顔をしていた。
『(…知りたい。羨ましい、恋を語る少女が。
私もああなりたいと願うのは、邪心なのか。)』
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栗子(プロフ) - あんあんねこさん» ありがとうございます！💕💕お話のスピード遅くて主人公がどうなっていくのかのろりのろり更新ですけど気長に待ってくれると嬉しいなっ☆💦めっちゃ嬉しいです！頑張ります！！(ง •̀_•́)ง (9月24日 1時) (
レス) @page41 id: 117de47d08 (このIDを非表示/違反報告)
あんあんねこ(プロフ) - この作品本当に大好きです！！！！主人公がどうなるのか、、、！！！めちゃくちゃ楽しみです！！作者様のペースで頑張ってくださいっ！！！！！！！！！ (9月23日 12時) (レス) @page40 id: 3021c16fe7 (このIDを非表示/違反報告)
栗子(プロフ) - 幸子さん» きゃー！✨👏嬉しいけど体調には気を付けてくださいね！？ありがとうございます💕最近出せない日多いから頑張りますね！💪 (9月21日 19時) (レス) id: 117de47d08 (このIDを非表示/違反報告)
幸子 - 夜更かしして全話読みました！最高です！！続き楽しみにしてます( *´꒳`*) (9月21日 16時) (レス) @page38 id: b07e9edb38 (このIDを非表示/違反報告)
栗子(プロフ) - ナナさん» コメントありがとうございます！！頑張ります！🔥 (8月31日 13時) (レス) id: 117de47d08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栗子 | 作成日時：2023年8月23日 21時
