鬼を連れた隊士 ページ43
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昨日の事が頭から離れなくて、
寝るにも寝付けず結局一睡も出来ないまま
朝を迎えてしまった。
いつもは心地よい朝でも、今日はなんだか
恨めしい。
まだまだ暗い空を眺め、雲の流れを
横目に肌寒さを感じる。
....襖を開けたままだったらしい。
ガンガンと痛む頭を抑えながら体を起こすと
何やら外から、鴉の鳴き声がした。
バサバサと急ぐような羽音も。
朝霧だ。
「....おはようさん、朝霧。」
降りたつとはぁと疲れた様子の朝霧。
なにか、嫌な予感がする。
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朝霧「今日、柱合会議ダッタ！
スマナイ！伝エルノヲ忘レテタ！」
「.....」
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柱合会議....
私が挨拶を言ってやる！！←
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朝霧「....ドウヤラ鬼ヲ連レタ隊士ノ裁判ガ行ワレルト聞イタ！詳シク八知ランガ！」
鬼を連れた、隊士....？
「....鬼をですかぁ」
コクンと頷く朝霧。
彼岸花色の瞳の近くを撫でると
目を細めた。
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....まぁ、さほど驚きはしないが。
なかなか珍しい子もいるものだな。
今までバレなかったことに感心する。
他の柱はカンカンだろうなぁ....
あの方達は人一倍に鬼を恨んでいるから。
ちなみに私は
鬼全体ではなく鬼舞辻を恨んでいる。
聞くと、正午にあるらしい。
まだまだ時間はあるわけだし、ゆっくりしよう
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頭を巡らすと
....柱合会議だから、彼にも必然的に会うな。
少し気まずい。
どう接しようか迷うな....
....何言ってるの、私！
今まで男を落としてきたじゃない！←自覚済み
堂々と行かなくちゃ！
無言で髪を掻いてから、隊服に着替える。
「お疲れさん。ほら、金平糖。」
朝霧に、様々な色の金平糖を包みから出して
あげて頭を撫でると落ち着いたみたいだ。
カリカリっと小さい音が耳に入る。
報告の度に、金平糖をあげているから
すぐなくなってしまう。
それくらい朝霧が可愛いから仕方ない。
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ーーー
スラッと原作入っちゃいました←ごめんなさい
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作者名：美麗 x他1人 | 作成日時：2020年3月18日 21時
