茶湯掛け ページ32
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アオイ「では、始めますよ！」
アオイさんの元気な声にやる気を出す、
数個の薬湯が並べられた机を対面越しで
見つめる。
周りは、柱で囲まれていて緊張してしまう。
みんな、威圧が凄いんだよなぁ。
特に、悲鳴嶼さん、実弥さん、杏寿郎、天元さん辺りが←
煉獄「うむ！頑張れ！A！！」
不死川「ﾁｯこれ終わったら甘味処行くぞぉ。」
甘露寺「(きゃぁ！Aちゃん緊張してる！
可愛い♡)」
時透「A....頑張って。」
むぅ、皆それぞれで面白い。
無一郎くんでは、可愛すぎる....
目の前のカナヲ？でしたっけ？
彼女を見れば、無機質な笑みを浮かべたまま
私を見ていた。
声も聞いた事ないから、話せないのかなぁ？
まぁいい、今は目の前のことに集中よ。
考え付いたこともやりたいから♪←
すぅぅ、と大きく息を吸って
全集中の呼吸・常中が途切れないように
気を向ける。
胡蝶「....始め！」
その言葉と同時に、カナヲの手が動いた。
よく見れば常中をしている。
しのぶさんに教えて貰ってるのかな？
でも継子じゃなさそうだしなぁ....
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そして早い。鬼殺の才能がある。
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カナヲの手が、薬湯の茶碗を掴み私へぶっかけようとする。
そこからが、私の動体視力が発揮された。
全身の神経が研ぎすまされる。
全てがゆっくりに見えて、
カナヲが放した茶湯を首を横に向けて避ける。
カナヲや柱達の驚いた顔が見えて、思わず吹き出しそうになった。
杏寿郎に限ってはよもやを連呼している。←
咄嗟にカナヲが手を引っ込めようと来たので
その手を掴み前かがみにさせて、
その間に茶碗をつかみ....
カナヲ「....え？」
バッシャァア！
ぶっかけようとしたけど、綺麗な顔が汚れるのは何より嫌だから....
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宇髄「ブフォｯｯ！！！
え"え"ぇえ"！？なんで俺なんだよ！？」
.
変態的思考を持っている天元さんに
かけました♪←
もちろん他の柱にはかからないように
集中的に狙って。
「これからは『濡れた私が見れる』と
なんとも変態的なことを言うのは
辞めましょうねぇ。」
....たっぷり嫌味を言ってやった。←
ーーー
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嬉しすぎて気絶します！←ダメです
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作者名：美麗 x他1人 | 作成日時：2020年3月18日 21時
