恋 ページ29
不死川
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煉獄とAの手が繋がれているのを見て
無性にイラついた。
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なに、触れてんだよ。と....
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こんな気持ちになった事は初めてだ。
不死川「....煉獄。」
気まずくなったのか手を離したAを見て
あからさまに落ち込んでいる煉獄。
こいつは、明らかに煉獄はAのことが好きなんだろうな....
談笑している奴らに聞こえないように
小さく呟く。
不死川「Aは渡さねぇ....」
煉獄「ッ....む!望む所だ!!」
普通の奴らなら腰を抜かす俺の目付きを
なんとも思わないのか、宣戦布告してきた。
キーン!と耳鳴りがする。
こいつ、声が無駄にでけぇんだよ!!←
まぁ、Aをそう簡単に渡す訳には行かない
独占欲というものなのだろうか....
甘露寺と笑い合うAを見て
胸が高鳴る。
光に照らされて神々しく輝く髪。
潤おかな瞳は爛々と光り、妖艶に細められる。
.
この感情の名前は知っている。
いわゆる、恋っていうやつなんだろうな。
本当に、らしくねぇ。
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こいつが倒れたと聞いて
すぐさま蝶屋敷に向かった時は、心臓がはち切れそうだった。
青白いAの傍で見守る煉獄は、とても疲れ果てていた。
助けていたのが、煉獄じゃなくて俺だったら...
そう思うと、胸が苦しくなる。
「実弥。またおはぎ食べに行きましょう。」
不死川「....あぁ。」
俺に笑いかけたお前は、傷だらけの俺を
心配してくれた。
あの合同任務は忘れられねぇ。
あいつに触れられた頬が熱を持つ。
.
A、お前は俺が守ってやる。
煉獄ではなく、俺を選べ。
ーーー
〜
不死川「Aは渡さねぇ....」
煉獄「ッ....む!望む所だ!!」
〜
「(聞こえてるんですよねぇ....ふふ)」
宇髄「(俺様も負けてられねぇな!!
絶対に4人目の嫁にしてやる!)」
とにかく地獄耳のAちゃんと
野望を捨てない筋肉ダルマ野郎←
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作者名:美麗 x他1人 | 作成日時:2020年3月18日 21時