検索窓
今日:7 hit、昨日:1 hit、合計:60,360 hit

ページ24

胡蝶


.




あの煉獄さんが、涙を流した。

ボロボロと布にシミをつけてまで





みんなが憧れる煉獄さんが....




煉獄「お願いだ....
もう一度君の笑顔を見せて欲しい。

目覚めてくれたら、俺は二度と君をこんな目に合わせない。約束するから....」




約束するから....と、懇願するように
妖光さんの手を握る煉獄さんは
すごく小さく見えた。



.



妖光さんは、柱の中でも実力を持っているのは
彼女の戦いぶりで分かる。


華やかな刀捌き、妖艶な身のこなし方。



まるで舞を踊っているみたいで美しかった。

体は細くて、力が無さそうなのに
意外に力は強かった。



.




私とは違った....


力のない私とは違っていて、
強い彼女に少し嫉妬したのを覚えている。


.


でも、妖光さんの優しい笑みを見れば
そんな感情はさっぱりと消えた。


太陽に照らされた笑顔は、女神と等しい。


私は、彼女の笑顔がもう一度見たい。


鬼になんか、ならないで下さい。




切にそう思った。




.



.





彼女の昏睡から5ヶ月。


彼女が目を覚ました。


気が動転していた私はアオイと一緒に
バタバタと、恥ずかしながら部屋に入ってしまった。


いつも注意している私が、
申し分ない....






「あらぁ、胡蝶さんにアオイさんではないですかぁ。迷惑かけてすみませんねぇ。」



5ヶ月ぶりの美しい笑みに、
思わず涙が出そうになる。


同時に怒りも。


ピキピキと青筋が立つ。

煉獄さんが腫らした目をしながら
止めてくれましたが....



彼女の脈拍などを測り、安静にして下さい、
と伝える。

安心したように笑みを浮かべたから、ボッと
顔が熱くなる。


もっと仲良くなりたい....




.







2人のお邪魔になるかと思い、
アオイと一緒に部屋に出た。



アオイ「....胡蝶さん。」


胡蝶「えぇ。」




「「あの二人、絶対付き合う」」←




.

惚情→←感触



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
95人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 逆ハー , 煉獄杏寿郎   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:美麗 x他1人 | 作成日時:2020年3月18日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。