呼び捨て ページ49
時透
思いきって、2人いるのか?という馬鹿な質問をしてしまった。
自然と顔が熱くなるのがわかる。
妖光の頭の周りに?がたくさん浮いてたから
申し訳ない。
妖光 Aという人間は一人しかいない、と
答えてた。安心する笑みも浮かべて。
何とも気まずい雰囲気になったから
話を変えた。
時透「君の呼吸ってなんだっけ....?」
「艶の呼吸ですぅ。
貴方が見たのは、肆の型艶殺という
とても重い罪を犯した鬼に使う技なんですぅ」
だから、拷問のような酷い型だったんだな。
まぁでも、妖光の悪趣味じゃなかったから
よかった。
すぐに他人の型とか、忘れちゃうけど.....
ーーー
「では、時透さ「無一郎でいいから」
無一郎さん。私のこともAでお願いしますぅ。 また今度会いましょう。」
時透「....うん。じゃあね、A。」
手を振るAと別れて、後ろを振り向いても
彼女の姿が見えなくなった時
はぁ、とため息をついた。
時透「なに名前を呼ばれただけで
顔赤くしてるんだろ、僕。....」
Aといたら、変な気分になるな....
熱い頬を、冷たい手で撫でる。
ひんやりとして気持ちいい。
そしてモヤモヤする胸の辺り。
この感情を知るのは
ずっとあとのことである。
ーーー
?「そろそろ、行った方がいいんじゃないですか?」
?「私に指図する気か、童磨」
童磨「んふふ、申し訳ありませぬ。」
?「(こいつ、気持ちわりぃ)
あの女を連れ去る時は俺を使ってください。」
?「いいだろう。だが下見は私がやる。
いいな?猗窩座。」
猗窩座「はっ。承知致しました。」
?「....(久しぶりね。美しい子。)」
4人の鬼に気づく事のできなかった僕は
努力不足だ....
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作者名:美麗 x他1人 | 作成日時:2020年2月10日 2時