最高の痛み ページ44
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鬼「ｯｯｯぎゃぁぁああ！ｯこのｯクソ女がァ！」
背後の鬼を、振り返り様に斬りつける。
汚い奇声を上げる鬼は、
私を思いっきり睨みつけた。
両腕を斬り落としたがすぐに再生する鬼。
本当に便利な機能を備えた生き物だな。
「ふふ、そんな声をあげないでくださいよぉ。
目障りですぅ。」
牙が出た口からは血が流れ出ていて
肌は黒色に変色していた。
爪も長く伸びて、体を掠めただけで
深い傷がつきそうだ。
ふー、ふーと唸り声をあげる鬼を
睨みつけるとビクッと肩を震わせた。
意気地無しな鬼だこと。
鬼「ｯお、お前！柱、だろ！！
この俺には、どんなやつだって傷をつけるやつはいなかった！！」
その割には、弱かったですけどね。
呼吸も使わずに両腕を斬れたのだから。
「柱だったらなんですぅ？
はぁ、そういえば、貴方ですかぁ？
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....数十人の鬼殺隊員を殺した鬼というのは？」
何人もの人を食べているのに傲慢な態度。
鬼とはそういうものだが
怒りのあまり、素の私に戻ってしまう。
瞳を恐怖一色に染める鬼は
そうだ、と小さく呟いた。
街の男性達
まだまだ希望があった鬼殺隊員達。
「........そうですか。残念です。
貴方は、痛みもなく殺してあげようと思いましたがその必要も無くなりました。
貴方には、最高の痛みを与えましょう。」
「艶の呼吸、肆の型。艶殺」
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作者名：美麗 x他1人 | 作成日時：2020年2月10日 2時
