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聞き取り ページ41

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「....あのぉ、すみません。」




甘味処に集まった女性達は心底驚いた。



女「わぁっ!びっくりしたぁ!」




先程まで、自分達が話していた妖艶な美女が
目の前にいるからである。

遠くで見ていても綺麗なのに
近くで見たら、まるで美術品を見ているかのよう。



花の香りがふんわりと女性達に伝わり
うっとりとしてしまう。

藤の花の香りだろうか。




女2「ッは!どうしたんですか?」




同性にも関わらず、彼女らの顔は赤く染まっている。


Aはその様子で悟ったのか、
ふふ、と妖艶に笑った。




「最近、ここら辺で男性が度々消えている。
という情報を聞きましてねぇ。
ご存じですか?」




横から垂れてきた紫色の髪をかきあげ、
眉を下げながら問う姿はとても美しい。


女性達は、ほわぁと見惚れていたが
我に返り、知っていることを話した。




女1「そういえば....智美さんの旦那さんが
昨日の夜から行方不明になったって聞いたわ。」


女2「それなら愛紗さんも婚約者が
逢い引きから別れたっきり、行方不明って聞いたわ!」



女3「私の友人の息子があの山に行ったきり
帰ってこないって言ってたわ!」





「....山ですかぁ?」





そう聞くと、女性が問題の山を指さしてくれた。



女3「いつも山に行ってたから、帰り道は分かってるはずなんだけどねぇ....」






うぅん、と顎に手を当てて悩んでる女性達を
安心させるように笑いかけるA。

その姿は、日光に照らされて影が差しており
綺麗に咲いた。



効果は抜群のようでブワッと顔を赤らめる
女性達。






「ふふッ
大丈夫ですよ。私が必ずとめてみせますぅ。」



女達「わぁッ!!かっこいいわぁ!」




「(それは男性に言ってあげてください)」




Aは妖艶に笑い、彼岸花の羽織を覆して
山へと向かった。

山→←妖艶



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設定タグ:鬼滅の刃 , 逆ハー , 煉獄杏寿郎   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:美麗 x他1人 | 作成日時:2020年2月10日 2時

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