育手おらず ページ4
実弥
そいつを見た瞬間、言葉を失った。
「初めまして、艶柱になりました
妖光 Aいいますぅ。
よろしくお願い申し上げますぅ」
艶やかな花を浮かばせるような笑み
その目には妖しい光が宿っている
胸の内がザワザワと騒ぐ
俺らしくねぇな。
この美しい女に見惚れるなんて。
横をちらっと見ると、悲鳴嶼さん抜かした
柱全員が赤面で奴の美貌に魅入っている。
悲鳴嶼さんは赤面ではないが
気配でわかるのだろうか、数珠の手を止め
彼女の方をずっと見つめる。
しかし、俺は妖光 Aという名に反応した。
妖光って確か....
不死川「....恐れながら御館様。
妖光 Aは今回の最終選別で合格したばかりとお聞きしましたが....柱にするのは、早すぎるのではないでしょうか?」
時透だって何ヶ月か、かかったのに
こいつは数日だぞ
そこまで名を挙げてないやつを柱にするのは
認められねぇ
甘露寺「(え!?まだそんなに経験がない子を
柱にするの!?そんな勇敢な考えを持ってらっしゃる御館様!素敵だわぁ!♡)////」
おい、甘露寺心の声丸わかりだぞ
すると胡蝶が口を挟んだ。
煉獄がばっ!と胡蝶を見る。
胡蝶「しかし、最終選別では
全体の鬼の8割を斬ったと隊士達が言っていました。」
時透「(彼女の髪の色、なんだっけ....?)」
御館様「そうだ。
彼女は育手がいないにも関わらず
素晴らしい成績を出しているんだ。
私はその能力が勿体なくてね」
悲鳴嶼「なんと..育手もおらず1人で
やってきたとは....南無阿弥陀仏」
御館様の声にまた笑みを深くした妖光。
「まぁ、ありがとうございますぅ^^*」
....え
柱ー悲鳴嶼「(育手いないってどゆこと?)」
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作者名:美麗 x他1人 | 作成日時:2020年2月10日 2時