杏寿郎と千寿郎 ページ23
翌日。
日光が照り付ける晴天。
昨日の任務は色々と面白かった。
ーーーーー
不死川「ッおい、やめ、ろッ」
ーーーーー
可愛かったですねぇ、あの実弥は。
顔を真っ赤に染めて。
「....あ!」
ぱっと、用事を思い出す。
今日は、杏寿郎の家に遊びに行くんだった。
「んー、これにしようかしらぁ」
大きな棚から着物を取り出す。
黒が基調の着物に着替えて
少し化粧をする。
口紅をつけて。
鏡を見て髪を梳く。
映し出されたのは
美しい私。←自覚済み
。
「........え、杏寿郎さん?」
差し入れの甘味をもって煉獄邸に行くと
目の前には、一回り、いや二回り小さくなった杏寿郎さん。
....え、え、え?←
その本人は驚いた顔をして顔を真っ赤にした。
?「ぁ、えっと、僕は弟の千寿郎ですッ
ッ中に兄はいますのでどうぞ入ってください!」
へぇ、こんなにも似てるのねぇ。
髪型も顔もそっくり。
まぁ、男らしいのは杏寿郎さんだけれどもぉ。
彼の顔を思い出して
思わずふふっと笑みがこぼれる。
千寿郎くんに連れられるがまま大きな屋敷入った。
千寿郎「えっと、お名前はなんと言うんですか?」
「妖光Aいいますぅ。
最近柱になったものですの。」
千寿郎「柱に!?凄いですね!」
目をキラキラと輝かせた千寿郎くんの目には
羨望の気持ちが籠っていた。
171もの身長がある私からしたら
彼はものすごく小さく、小動物みたいで
自然と上目遣いになっている。
「(....抱きたいわぁ)」←おい
あらやだ、私の本心がぁ。
玄関を上がり、奥の部屋へと進む。
千寿郎「ここには、僕と兄と父が住んでいるんです。」
「そうなのねぇ。」
母は、いないのだろうか。
まぁ、元から親がいない私にとって
興味のないこと。
千寿郎君は、襖に手をかけ、杏寿郎さんに呼びかける。
千寿郎「兄上!客人がいらっしゃいました。」
杏寿郎「あぁ!入れてくれ!」
スパッ
千寿郎君が、礼儀正しく襖を開けると
奥には庭に体を向けた杏寿郎さんがいた
杏寿郎「Aじゃないか!この前ぶりだな!」
私達に振り返った杏寿郎さんの顔は
影が差してて、不覚にも美しいと考えてしまった。
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作者名:美麗 x他1人 | 作成日時:2020年2月10日 2時