検索窓
今日:18 hit、昨日:4 hit、合計:78,638 hit

放送2 ページ22

放送への不安を隠しきれないまま
1週間なんてあっという間に過ぎて

今夜の放送でみんなの反応がわかる。



1人でいるには心細くて
そんな私の心境を知ってか知らずか

撮影が落ち着いた大貴が
うちに来てくれることになった。


仕事が終わったから向かうねと
連絡が入ったのは
約束してた時間より30分も早くて



A「急がなきゃ、」



まだ途中だったオムライスを
慌てて完成させる。


ピンポーンという軽快な音と共に
モニターに写し出されたのは
帽子を深く被った大好きな人の姿。


慣れた手つきでロックを解除し
迎え入れる為に玄関へ向かった。


A「だいきっ!」


大貴「わっ!?」



大貴が入ってきた瞬間に勢いよく抱きつくと
一瞬グラッとよろけながらも
しっかりと抱き止めてくれた。



大貴「おう、久しぶり」


笑いながらポンポンと背中を叩かれ
久しぶりの再会を楽しんでいると



大貴「ねぇ、腹へった。超いい匂いする」


A「…………っ、スープ!!!」



大貴の一言で
火にかけたままの鍋の存在を思い出して
走ってキッチンへと戻る。



A「ッッセーフ……」



無事だった鍋を見つめて
ふぅっと一息ついていると


大貴「俺のご飯が逃げるとこだった……」


いつの間に来たのか大貴が
すぐ後ろに立って鍋を覗き込んでいた。



A「ごめんごめん(笑)食べよう!」



本気で心配してる顔がおかしくて
私は笑いながら
少し熱くなりすぎたスープをよそった。



大貴「いっただっきまーす!」




目をキラキラさせてパチンと
手を合わせている彼と
こうやって一緒に食事をするのは
かれこれ2ヶ月ぶり位だ。



撮影中の話を聞いたりして
あっという間にお皿は空になり

一緒に洗い物を終える頃には
番組の放送時間がすぐそこまできていた。

放送3 〜daiki side〜→←放送



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (146 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
566人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , 有岡大貴 , 八乙女光   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

かな(プロフ) - ゆぅさん» 時間ができたら、また光くんのお話も書きたいなぁと思っていました(^^)嬉しいお言葉、ありがとうございます! (2017年10月24日 23時) (レス) id: 41fac73221 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅ - 友達と光くんの恋愛話も見たいと思うくらい主人公、友達、大ちゃん、光くんそれぞれが素敵なお話でした! (2017年10月24日 0時) (レス) id: 68e52b86b4 (このIDを非表示/違反報告)
ありちゃん(プロフ) - 返事、ありがとうございました。本当にいいお話で終わってしまうのはさみしいかんじがしますが、とても楽しんで読ませていただきました!!次回のお話も読みたいと思います!こんな素晴らしいお話を書いてくれてありがとうございました。(* >ω<) (2017年8月21日 16時) (レス) id: 15c0780f08 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - いちご王子さん» 続きを読みたい、と思って貰えるようなお話を作るのが目標だったので、そう言って貰えるととても嬉しいです(;_;) 次回作でもお会いできますように!ありがとうございました! (2017年8月14日 22時) (レス) id: 41fac73221 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - なつきさん» 私自身も書きながらとても楽しんでいたので、それが伝わっていたらとても嬉しいです!長編でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました! (2017年8月14日 22時) (レス) id: 41fac73221 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かな | 作成日時:2017年3月4日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。