きみわずらい。2

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｢ただいまぁ！｣




家に着くなり嬉しそうにはしゃいで笑うきみ。



｢ふふ、おかえりなさい。｣



｢阿部ちゃん、阿部ちゃん。ぎゅーってして！｣





……あぁ、なんでこんなにも彼は可愛いのだろうか。



僕ら2人を称える恋人という関係性になってから幾度となくこの胸に生じる感情だけれど。




ふわ……と優しく彼の華奢な体を包み込むと幸せそうに、俺の腕の中で彼が小さく笑みを零す。



｢康二｣

｢ふふふ｣

｢どーしたの｣



腕の中にいるちょっとご機嫌な彼に優しく問うと隙間から顔をひょこっと出した彼が上目遣いでこう言ってみせたのだ。







｢大好きな人と誕生日過ごせるのほんまに幸せ｣


ほんとにきみはずるい。


そんな上目遣いで可愛いこと言うなよ。








｢……でもメンバーに誘われて喜んでたじゃん｣

照れ隠しに拗ねた振り。

まぁ振りじゃなくて拗ねてるんだけどね。


1つ歳を重ねたきみに対して子どもだなぁなんてちょっと思ったりもするけれど。






｢阿部ちゃん嫉妬してくれたん？｣


そうやってきみは嬉しそうに笑ってくれるのだ。






｢だって俺の康二だもん。｣

｢くっ……阿部ちゃんあざと！でもな、｣







ー阿部ちゃんが1番に決まってるやん？







首傾げてそういうきみの方がよっぽどあざといんですけど？？

は、なに可愛すぎる。




こみ上げてくる感情を抑え込み、ハニーブラウンの瞳を見つめて。







｢誕生日おめでとう。俺と出会ってくれてありがとうね。……愛してる｣

｢こっちの台詞やもん……！｣






愛しい宝物をこの腕に抱いて。

祝福を。

















｢お腹空いた！ご飯食べよ！｣

｢ふふ、ケーキも買ってあるからね｣

｢わ〜い！りょーへい、大好き！｣


結局きみには一生勝てないんだ。


どんなきみでも愛おしく感じてしまうのだから。







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凄く時間が空いてしまいました……。お久しぶりです。

康二くん誕生日おめでとうございます。今年も貴方の素敵な笑顔が沢山見れますように。

あとすこし。 jrkj→←Cher trésor abkj

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