Morning mmkj ページ36
カーテンの隙間から甘い光が差し込んできて。
僕は大好きな彼の隣でそっと目を覚ます。
「……ん。動けん……」
ぎゅうっと中々の力で俺の体を抱きしめる彼の顔をじっと見つめる。
普段めちゃくちゃかっこよくて、だけど、寝顔はちょっぴり子どもっぽくてあどけない、そんな表情の彼に毎度毎度見惚れてしまう。
彼を起こさないようにゆっくりと体を抜き、起き上がる。
顔を洗い、諸々の朝の準備を済ませると、朝ごはんの準備を済ませる。
なんとなく和食の気分だから和食でええか。
ご飯をセットし、味噌汁を作り始める。
途端、ふわりと後ろから温もりに包まれて。
振り返るまでもなく、その姿は愛しい彼で。
「めめ、起きたん?おはよ」
「……おはよ。てかめめじゃないでしょ」
「ふふ、蓮くん。」
「……今日も朝から可愛いね」
そのまま後ろからぎゅうっと抱きしめられる。
「てか、起きた時に隣にいないの寂しいから、起きるまで一緒にいてって毎回言ってんでしょーが。」
「やって……」
朝ごはん作りたいし。それに蓮くん疲れとるからゆっくり休ませてあげたいし。
なんて心の内で思ってると心の中を読んだのか。
「俺、こーじ隣にいないとよく寝れねぇから」
なーんて拗ねた素振りを見せる彼は可愛いな、と思う。
「ほら、顔洗ってき??ご飯出来るまで時間あるし」
「んーん。もうちょっとこうしとく。」
離すものかと更にギューッと強く抱きしめてくる蓮くん。
「もー仕方ないな」
とかいいつつ、愛おしくて仕方なかったり。
まぁええか。ご飯炊きあがるまで時間あるし。
俺はパチっと火を消すと蓮くんに向き直る。
「……ふふ、おいで。」
嬉しそうに笑う彼に笑みを返せば、可愛い、とそのまま抱き上げられる。
2人で朝ご飯を食べるのはいつになる事やら。
まぁでもこんな甘ったるい日もあってもええか。
多分自分の頬は緩みまくってるはず。
「……かわい。」
同じように頬が緩んでる蓮くんがそっと顔を近づけてきて。
唇が重なった。
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めめの誕生日お祝いの小説またもや書けなかったのでmmkjです……。バレンタインだのなんだのも途中まで書いてそのままになっております。いつか何処かで供養させて欲しいです……。
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Chia(プロフ) - 桃色ウサギさん» コメント嬉しいです、ありがとうございます!放っておいたらabkjかmmkjばっかり書いてしまう人間なのでそう言って貰えて嬉しいです笑これからもお付き合いいただければ幸いです.....! (2020年12月14日 7時) (レス) id: e3d09570aa (このIDを非表示/違反報告)
桃色ウサギ(プロフ) - Cinaさんが紡ぐ物語がとても好きです。康二くんが可愛がられるのがとても好きなんですけどabkjってあんまり書く人居ないのでCinaさんが書いてくださるのとても嬉しいです。abkj今後も書くことがありましたらまたよろしくお願いします! (2020年12月13日 19時) (レス) id: f779f0cbc8 (このIDを非表示/違反報告)
Chia(プロフ) - いさん» ありがとうございます!展開色々悩んでるので思いついたら書かせていただきます...!コメントありがとうございました!嬉しいです、頑張って書きますね...!nbkjももっと上手く書けるように頑張ります笑 (2020年6月28日 0時) (レス) id: 5566412594 (このIDを非表示/違反報告)
い - Chiaさんの書くお話が好きでよく見てます!nbkj推しなので悪魔の手の内の続きがあったらどうなっちゃうのかすごく気になります..!またよろしければ続きが見たいです!これからも楽しみにしてるので、お体に気をつけて頑張ってください! (2020年6月25日 0時) (レス) id: 4a4b84cb77 (このIDを非表示/違反報告)
Chia(プロフ) - さおりんさん» さおりんさん、いつもコメントありがとうございます!!iwkj書きなれていないので、不安だったのですが、そう言っていただけてほっとしました。ありがとうございます! (2020年5月25日 9時) (レス) id: 5566412594 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Chia | 作成日時:2020年3月19日 0時