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匂い ページ8

"幸せになってね"


そう告げると、彼は私を抱き締めた













たぶん、これで最後














「大好きだった｣













そう囁いて、彼は去っていった













なんだ、同じだったんだ


何で避けたんだろ


避けてなければ何か変わったのかな














彼の隣にいるのがあの子じゃなくて私だったのかな












後悔してももう遅い













人生で最初の失恋












煙をはき、上を向く













そうでもしないと、水が垂れてくるから















仄かに香る彼の匂いが















なんだかとても嬉しくて















哀しかった

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作者名：ミントやろう | 作成日時：2024年2月16日 0時

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