優しい炎に包まれて【煉獄杏寿郎】

捌 ページ10

煉獄SIDE




『よもや…』






家に帰ると、屋敷が荒らされていた。荒らされていたというよりかは、壊されていた








この壊れ方は…







『雫』







「はい」








「お帰りなさい煉獄さん！」







「お帰り」







何故か、小芭内と甘露寺がいた







『なぜ君たちがここに？』






「雫ちゃんに会いに来たんです！」






「ああ」







『そうか！ところで雫！』





「はい」





『俺との約束を破ったな！氷の呼吸はここで使うなと言ったはずだ！！』







そう言うと、甘露寺が






「ごめんなさい！私が見たいって言ったんです！」






と言った







雫は優しい子だ。俺との約束を破ってまで甘露寺に見せたかったんだろう








なら仕方ないな！








『そうか！ならいい！修理費はどうにかしよう！』







「ごめんなさい師範…」







『なに。謝る必要は無い』







本当に君は優しい子だな…雫

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