無気力組、元END組です。 (ページ34)

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番外編.黒尾とE組ページ34

渚side

「…あ、昼ご飯忘れた」

　昼休み、研磨君が鞄の中を覗いて呟いた。
　どうやらそれは他の3人にも聞こえていたようで、

「本当？」

「どうしたの、珍しい」

「めんどくさいし、一食くらい食べ「食べなくていいや、とか言うなよ？」……なんでいるの？」

　彼らの会話にいきなり混ざったのは、僕たちがよく知っている人物だった。といっても、一方的に知っているだけだけど。

「お前今日昼飯忘れただろ。お前のとこのおばさんに頼まれたんだよ、弁当届けてくれって」

「余計なお世話」

　彼はどこか胡散臭い笑顔をして、校舎の外から研磨君にお昼ご飯を渡している。

「黒尾先輩！？」

　黒尾鉄朗。去年の生徒会副会長だ。

「え、黒尾先輩？」

「何でこんなところに…」

「え、俺って有名人？」

「何言ってるの」

　彼は、本校舎にいる中で珍しく、E組に対する差別を行わずに接してくれることで、一部から反感をかっていたものの多くの生徒に慕われていた。
　そういえば、研磨君って黒尾先輩の幼馴染みだったっけ……。

「どーも、黒尾鉄朗です。コイツとは幼馴染み。これからも研磨のことをよろしく」

「ヌルフフフフ、皆さん、もうすぐ時間でs……にゅやぁ！？だ、誰ですか貴方は！！」

『あ』

　…………殺せんせーのこと、忘れてた。

　どうしよう、がっつり姿見られちゃってるよ！？黒尾先輩の動き止まっちゃってるよ！？後から来た烏間先生も固まっちゃったし！！

「……あー、なるほど、うん、だいたい察したわ」

『……嘘でしょ！？』

　え、これだけで察したの！？

「えーと、とりあえずこのタコ？のことは誰にも言いませんから」

「ニュヤ！？先生はタコじゃ「あぁ、そうしてくれると助かる」烏間先生！？」

「……何も聞かないの？」

「ん？聞いてほしいのか？」

「そうじゃないけど」

「なら聞かないさ。それに、最近のお前の変化もコレのおかげなんだろ？」

「……」

　みんな何も言えないみたい…。

「改めて、コイツのことをよろしくお願いします」

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　サフィニア様リク

　これで本日の投稿は終了です。いかがでしたでしょうか？

　これからもこんな感じでやっていくので、よろしくお願いします。

　サフィニア様、ありがとうございました！！

　リクエストもまだまだお待ちしています！