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「久しぶり。ちょっと頼みがあるんだけど……そうそう、今からウチの学校来れる?…………うん、俺の所属してるバレー部の先輩っていうか主将が今度のテストマジでヤバいんだよね。特に数学…………は?貸し一?もうそれでいいからとにかく早く来て」
赤葦はさっそくその同級生に約束を取り付けたようだ。
「赤葦、今のが……」
「はい、中学の同級生です。性格はともかく頭は無駄にいいんで大丈夫だと思います。性格はともかく」
大事なことなので二回言った。
「どんだけ性格ダメなんだよ……」
「そうですね……ドSで悪戯好きハイスペック愉快犯な中二病って言ったらわかりますか?」
「なんだそれ」
よくわからない、とでも言うように木葉は首を傾げたがそのまま無視された。
その後、とりあえず勉強しようと適当な空き教室に入ってから約三十分後。
「なぁ、なんか校門騒がしくね?」
「お、本当だ」
「うわイケメンだ。赤髪とか珍しーな!」
「え、赤髪ですか?」
勉強やだバレーがしたいていうかする!!とギャーギャー騒いでいる木兎を抑えていた赤葦が、驚いた表情で問いかける。
「あぁ」
「しかもあれ、椚ヶ丘の制服だぜ。超名門じゃねーか!」
「あいつです」
「ん?」
「俺がよんだ中学の同級生、その赤髪の奴です」
たっぷりとした沈黙、ちょうど十秒間。
「「「「はぁ!!!?」」」」
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更新停止してしまい申し訳ございません。
これからまた不定期ですが更新していきたいと思います。
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ふう(プロフ) - 続きを全裸待機!です (2021年8月25日 14時) (レス) id: da68cdb8be (このIDを非表示/違反報告)
カナカナ - この話ってこれで終わりでしょうか? できれば、続きをやってほしいです! (2020年8月10日 21時) (レス) id: 672b76f857 (このIDを非表示/違反報告)
推しがいっぱい - つづきをやってほしいです 何回もすみません (2020年8月10日 21時) (レス) id: 672b76f857 (このIDを非表示/違反報告)
推しがいっぱい - つっきをやってほしいです! (2020年8月10日 21時) (レス) id: 672b76f857 (このIDを非表示/違反報告)
推しがいっぱい - 主さんが、よければですが、 (2020年8月10日 21時) (レス) id: 672b76f857 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ポチ公 | 作成日時:2018年7月16日 12時