2話 ページ4
Aside
懐かしい夢を見た
高校生の頃の記憶
卒業式の日の思い出
実況をしているってあいつらに言われた日
あれからもう10年ぐらい過ぎて
いつのまにか探すのを諦めた
「おはようございます」
後輩「おはようございます暁先輩！あの、○○の主役は我々だ！見てくれましたか⁉」
と興奮気味に聞いてくるのは俺にあいつらの動画を教えてくれた後輩
「あぁ見たよ。面白かった」
後輩「ハマりましたか⁉」
「まぁ」
ハマったといえばハマった
約10年ぶりに聞くあいつらの声は
大人びてはいるものの変わっておらず
昔の面影がある
懐かしくて
寂しい気持ちになった
「そんなことより早く仕事しないと残業コースだぞ」
後輩「ハッ！急いでやらなきゃ」
そう言ってまたPCに向かう後輩
________________
後輩
七瀬 美羽(ななせ みわ)
26歳
164��
________________
七瀬には感謝している
あいつらともう一度引き合わせてくれたから
今日も帰ったら見よう
懐かしい思い出が蘇る
携帯の中にはまだあの頃の写真がある
半年間撮り続けた日常の写真
おそらく俺の人生の中で1番楽しかった時間
ひとらんにもらったストックは枯れてしまったけど
あの頃のひとらんの気持ちを考えると
無神経なことをしてたと思う
多分
あいつらは大学は大阪に戻った奴も多い
三年生組はトントン以外東京だけど
と考えているといつのまにか仕事を終わらせていた
慣れって怖い
もう定時
今日はもう帰っても良いと上司に言われ
まだ仕事の終わってない後輩を煽り
もしかしたら三年生組と何処かで会えるかもしれない
とありもしないことを考えながら道行く人の顔をチラチラ見ながら帰路に着いた
ひとらんにもらった第二ボタンは今でも大切に保管してる
LIME
まだ持ってたよな
開いてみるとどれも3年前で連絡が途切れている
Youtub○を始めて忙しくなった様だ
連絡したら迷惑だ
とゆう建前を立て
本当は連絡する勇気のない自分を隠し
あいつらの動画を開く
最近の動画にはオスマンやひとらんが出ていない
知らない人も増えている
しんぺい神さんとか兄さんとかチーノさんとかは分からん
が
楽しそうで何よりだ
とか
鬱太ったなとか思いながら
静かに瞼を下ろし、まだ瞼の裏にうっすら残る
高校生の頃の自分たちを思い出しながら意識を暗闇に落とした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 192人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Yut(プロフ) - ことさん» 有難うございます！グーパーもってヨーロッパって初めて聞きました、教えて頂き有難うございます！ (2019年7月14日 0時) (
レス) id: d179093974 (このIDを非表示/違反報告)
こと - 作品めっちゃ好きです！自分はグーパーもってヨーロッパって言いますよ (2019年7月13日 23時) (レス) id: ecf82d82cf (このIDを非表示/違反報告)
Yut(プロフ) - ユリア^さん» 成る程…グッチョもあるのか。僕の地域ではグッチョはあんまりやってないですね (2019年7月10日 17時) (レス) id: d179093974 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア^(プロフ) - お？作者様はグッパ派なんですね。私はグッチョ派なんですよ(((どうでもいい (2019年7月10日 17時) (レス) id: ac98886272 (このIDを非表示/違反報告)
Yut(プロフ) - 猫さん» ありがとうございます！頑張って更新しますね！ (2019年7月3日 11時) (レス) id: d179093974 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Yut | 作成日時：2019年7月3日 0時
