第三話 ページ5
あの後、なんやかんやあり放課後。
時の流れって早いなぁ...とつくづく思う。
シャオちゃんと合流して今日は図書室に行こうと考えている。
「なぁ、お前。Aっておる？」
「一ノ瀬さんの事ですかね...？いますよ。...一ノ瀬さん、彼氏さん来てるよー」
草が生えそうな勢いで言うクラスメイトの佐々木さん。
ニヤニヤが隠しきれてないよ...と思いつつも荷物を取り、扉の方へと向かう。
「ありがとう、佐々木さん。」
「いーえ、それではごゆっくりー。」
そう言い、教室を出る彼女。
いつか話してみたいなぁ...。
「なぁ、A。今日は行きたいところあるん？」
「あ、図書室に行きたいなぁって...良いかな？」
「もち！行くで！」
そう言い私を引っ張りながら走り出すシャオちゃん。
は、早い...。
幸いにも運動神経はいい方だからまだ着いていける。
先生に見つかる事もなく、あっという間に図書室に着いてしまった。
辺りを見渡す。
...あ、あった。
あのコーナーだ。
シャオちゃんに声をかける事を忘れてその場所へと近づく。
んー...あ、あった。
一番上の棚にお目当ての本、『シンデレラタイム』があった。
ヤンデレと逆ハーと学パロ...私の好みなんだよね。
そう思いながら手に取る...いや、取ろうとした。
取れないのだ、高すぎて。
ピョンピョンするけど取れない。
ふと背中の方に暖かさを感じて振り向くと正面には...シャオちゃんの顔があった。
「！？！？」
思わずドキッとしてしまう。
ち...近い...。
所謂壁ドン状態。
けどそれはすぐに終わった。
「はい、これやろ。」
そう言いシンデレラタイムを渡してくれるシャオちゃん。
「そう...！ありがとう！」
「ええよ。ただ...俺の事、置いてかんで...？本を優先されたの地味にショックやってん...。」
拗ねている姿に思わず胸が高鳴る。
私にしか見せてくれない一面が愛おしい...なんて思ってしまった。
「ごめんね...今度から気をつけるね。」
「おん...。」
そう言い抱き合う私達。
幸いにも周りに人がいないことからそれは約5分続いた。
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しなの - 読んでて、にやにやしちゃいます。 (2021年10月16日 0時) (
レス) @page7 id: d1d01c6419 (このIDを非表示/違反報告)
ひこ(プロフ) - めじゃこさん» そういってもらえて嬉しいです〜！！ふふ、そうしますね...!(なにこれ) (2021年9月28日 11時) (レス) id: 7eea93975d (このIDを非表示/違反報告)
めじゃこ(プロフ) - 黄色さん、夢主ちゃんの内面いいですね尊いですね。後は、初めましてですが式の場所決まったら教えて下さい参加しに行きま(殴(流れに乗るんじゃねぇ) (2021年9月23日 1時) (レス) id: ead588dc51 (このIDを非表示/違反報告)
ひこ(プロフ) - シオ@変態()さん» 嬉しいです！！！！！！！！！！！！良いですよっ！式はどこであげますか？(は？) (2021年9月22日 22時) (レス) @page5 id: 2efe19071f (このIDを非表示/違反報告)
シオ@変態()(プロフ) - あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ好きです結婚しましょう(唐突) (2021年9月22日 21時) (レス) @page6 id: 9e18eea7c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：#Chihiro* | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Chihiro0521/
作成日時：2021年9月22日 20時
