35 5つ目の事件? ページ39
「…ん?」
向井『…犯人動いたで!』
主犯『…行ってこい』
人質A『は、はいぃっ…!』
シュッ
森本『消えた!』
ジェシー『監視カメラ!』
渡辺『コンピューターに強い北斗がこういう時に現場行っちゃってるのほんとツイてねえな!?』
特捜班A『周辺の映像出します!』
SSのモニターに周辺のカメラの映像が映し出される。
田中『くそ、数が多すぎる…』
「無線繋いでみる。…北斗、聞こえる?」
松村『はい、北斗ですけど。どした?』
「人質のひとりがロビーから消えた。周辺のカメラの映像を出したけど多すぎて…」
松村『こういう時は規則性を考えるんだよ。現場を中心としてカメラの位置を見た時、何かこう…図形の形になるような配置とかがあれば範囲をそこの間まで絞り込むことが出来る。』
「んな事言ったって短時間でどうやってやれってのよ」
松村『今までにこの事件で襲われた人達の場所とか今見れる?』
「え?」
松村『それが結構ヒントになったりするかも』
「…今までの現場の位置情報出せます?」
特捜B『やってみるわね』
田中『通り魔の現場、転落事件のビル、襲撃未遂のカフェ…あとなんかあったか』
ジェシー『この3つだけだと規則性は特になさそうに見えるけど』
「……あ」
向井『どした?』
「鉄パイプ落とされたところってこの辺りですよね。もう使われてないビルの屋上」
渡辺『言われてみれば確かに…多分これだな、近くにコンビニもあったし』
渡辺さんが手元の地図を見ながら頷く。
ジェシー『となると、次は…?』
田中『………これ、4つの場所がお互いにほぼ直線上にあるな』
森本『…分かった!』
森本・A『「…!これだ!」』
田中『至急至急!5係特捜合同チームより現場のメンバーへ!先程消えた1名の到着地点予測完了。宮小学校北交差点から200m離れたところの…児童養護施設』
岩本『児童養護施設襲撃しようってのか?』
宮舘『酷い人達だね…』
北斗『岩本くんどうする?』
岩本『とりあえず舘さん、何人か連れて行ってきて。ここからそんなに離れてないから10分あれば行けると思う』
宮舘『了解。』
深澤『じゃあとりあえずそれはそっち任せていい?』
岩本『おう』
無線でのやり取りがどんどん進む。
誰もが危険と隣り合わせだ。
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作者名:千陽 | 作成日時:2021年2月7日 16時