Secret Answer (ページ37)

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33 潜入準備ページ37

「……よし。できた。」

京本『…すげえ』

目黒『松村さんだ……』

「もちろん、ただのそっくりさんってだけであってよく見られると本人じゃないのは歴然なんだけどね。」

京本『いや、でも本当に似てる』

ｶﾞﾁｬ

森本『おはよーございまーす。ってあれ？北斗もう復帰したの！？』

目黒『松村さんじゃなくてクローバーだよ』

森本『……嘘やん』

「それが本当なんですわ〜」

森本『普通に北斗だと思ってびっくりした』

「まあ、声はほとんど出さないと思うからなんとかなるでしょう。」

京本『でも気持ちいつもより声低い気がするね』

「本業モードなんで」

目黒『めちゃくちゃかっこいい』

「どうも、(笑)」

少し話をしていると、再びドアが開いた。

深澤『はよー。…あれ？もしかしてクローバー？』

「正解〜」

渡辺『おはよ。おー、それが今日のクローバーね。すげえじゃん。北斗に変装してんの？』

「ちなみにこれ北斗の提案だから何かあったら責任は全部あっちに押し付けます」

京本『おー、こわ』

「ま、なんとかなるでしょ」

北斗は少し癖の着いたようなパーマをかけているがさすがにそこまではどうにもならないので、ちょっと前に遊びで作った北斗の髪型のウィッグを被って、準備は完了。

京本『じゃ、俺とクローバーは先に行くね。』

深澤『おう。気をつけてな』

「また後で」

私と京本さんは一足先に現場のホテルへと車で向かう。

15分ほどで到着し裏口の事務室のようなところで事情を説明すると、少ししてスラリとした男性がこちらに歩いてきた。

？『本日の責任者の薮と申します。よろしくお願い致します。』

京本『特殊捜査班の京本です』

「同じく、黒川です。」

薮『では早速制服に着替えていただきますので、京本様はこちらへどうぞ。黒川様は女性のスタッフがご一緒します。』

「分かりました。」

その後、やってきた女性スタッフに連れられ更衣室に移動して制服(男性用)に着替える。

終わって戻ってくると、既に京本さんも着替え終えていた。

京本『似合ってる』

「なんか複雑…(笑)でも京本さんも似合ってるよ」

それから少しの間、フロントのスタッフさんに色々教わりながら私たちは潜入の準備を進めた。