Secret Answer (ページ20)

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16 捜査会議ページ20

ー特殊捜査班 SSー

京本『ただいま』

深澤『おかえり〜みんな〜〜〜！』

森本『テンションたっか』

深澤『だってさあ、色々事態が進みすぎて俺もうずーっと不安で…みんな帰ってきてくれて良かった…』

京本『今度は泣きそうだし、(笑)』

深澤『ずっと1人で待ってた俺の気持ちになってみ！？…ってかあれ、なべと黒川さんと目黒さんは？』

京本『上に呼び出されて捜査会議に参加させられてる。黒川さんと目黒さんは偉い人達に目つけられちゃったみたい。』

深澤『容赦ねぇなあ……』

ー対策本部ー

本部長『今回一連の事件では既に1人を確保、1人が被疑者死亡という形で送検ということになっている。これ以上犠牲者を増やさないよう、気を引き締めるように。』

全員『はい！』

本部長『今回の1人目の逮捕に関しては5係の宮舘、それから特捜SSの渡辺が尽力したと聞いている。よくやった。』

目黒『…呼び出しておいて評価されないのかよ』

「正式に入ったわけじゃないし確保したのはその2人だから何も言えないよ。」

目黒『……てか、休まなくて大丈夫？』

「大丈夫、」

くらり、と一瞬目眩がしたが、私はそれを誤魔化すように前髪をかきあげて前を向いた。

目黒『……あの、すみません。』

本部長『…あ？君は確か、今回捜査に協力してくれている…中目黒だったか』

目黒『目黒です。僕と同じように今回参加している黒川さんが体調悪そうなので、抜けてもいいですか。』

刑事『何を偉そうなことを』

渡辺『…本部長、私からもお願いします。彼女は今回の犯人逮捕のチャンスを作ってくれました。今は休ませてあげてください。』

目黒『渡辺さん』

渡辺『(いいから。2人とも行きな)』

目黒『…失礼します。』

渡辺さんがこちらを見て口パクで言うのを見た目黒さんが私の腕を掴み立ち上がり、そのまま連れられるようにして会議室を出た。

「……っ、」

目黒『っと危ない…なんで大丈夫なんて嘘ついたの』

「だって、本当に大丈夫だったから」

目黒『力使った時制御出来なかったんでしょ。』

「それは……__」

目黒『…とにかく、今はSSで休ませてもらおう。…ほら、乗って』

「……うん。」

なんだか、目黒さんには助けてもらってばっかりだ。年上の私の方がしっかりしないといけないのに。