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14 目撃者? ページ18

渡辺『ねー全然情報手に入んないじゃん』




宮舘『こっちの方には犯人が来てないってことか…』




渡辺『移動しよ。』




宮舘『そうだね。』






近くではパトカーのサイレンがうるさく鳴っている。






?『はいはい、そこの2人退いて〜!』




宮舘『阿部ちゃん。何があったの?』




阿部『例の襲撃事件、1人犯人が死 んだって。速報見てない?』




渡辺『うっそ…』




阿部『その現場があれってわけ。』




渡辺『ちょっと俺らも入っていい?』




阿部『いいんじゃない?』




渡辺『これで他の仲間の情報が掴めるかもしれない』






3人は立ち入り禁止のテープをくぐり、現場に入る。







渡辺『ちょっと傷口触らせてください』





刑事『おいお前何やってんだ!素手で触るなんて』




宮舘『重要な手がかりが掴めるかもしれないので見逃してください。』




刑事『チッ、これだから能力持ちは好きじゃねぇんだ』




渡辺『……っ、なにこれ』




宮舘『大丈夫?』




渡辺『1人はあの絵の中にあった髭がすごい人だけど…他にも誰かいる。影になってる程度で顔まではわかんないけど』




宮舘『え…?』




阿部『それって』




渡辺『…いや、直接手は出してないから目撃者なんだと思う。』




宮舘『訳わかんないことになってきたぞ……』




刑事『用が済んだならさっさと出てけ、この現場は俺たちの受け持ちだからな』




渡辺『はいはい、どーも。じゃ、阿部ちゃんまたね』




阿部『頑張れ〜』





阿部はふにゃっとした表情でひらひらと手を振った。




ー???ー


__バタン




?『やばいもの、見ちゃった…………』





17:30



岩本『…あれ阿部じゃね?』




「…もしかして」




森本『犯人が死 んだとこってこと?』




阿部『お、みんなお疲れ様。さっき舘さんたちも来たよ』




岩本『おつかれ。』




阿部『犯人まだ近くにいるかもしれないって。だからこのビルの周りは今警察で固めてる』




森本『なるほど。』





ガラガラ…







「…今の音なに?」




森本『音?なんかした?』




「………!」




岩本『おい黒川!!勝手にひとりで動くな!』








宮舘『こんだけ固めてんのに犯人捕まらないなんてある?』




渡辺『犯人も動けないんだよ。』




ガラガラ…




渡辺『ちょっと待って。なんか今音が…』







「渡辺さん宮舘さん!伏せてください!!」

15 絶体絶命→←13 急展開



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作者名:千陽 | 作成日時:2021年2月7日 16時

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