Secret Answer (ページ15)

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11 目撃情報ページ15

岩本『北斗に見られたらアイツ白目むくぞ』

「大丈夫です、成果を残せばいいだけですから。」

岩本『ま、やる気があるのはいいことだけどね。』

渡辺『特に怪しいものは無い、か』

？『…！翔太、みんな、こっち！』

岩本『舘さんどうした？』

舘さん、と呼ばれた人のところに向かうと、そこには1人の女性が足を怪我して動けなくなっていた。

「大丈夫ですか！」

『はい、なんとか…っ、』

渡辺『無理して動かさないで。余計に傷口が開きますから。』

渡辺さんは自分のカバンを下ろすと、中から小さな救急箱を取りだした。

渡辺『失礼、少し傷口触りますね。』

渡辺さんはそっと傷口に手を当て、目を閉じる。

渡辺『貴方、先程あのお店で狩りにあいましたね？』

『え？あ、はい…そうです。』

渡辺『話せる範囲でいいので、その時の状況教えていただけますか？』

三井と名乗った女性から話を聞いている間、私は渡辺さんと怪我の手当を進めた。

そして、その中で得られた情報は2つ。

・襲ったのは2人組

・背の高い方はナイフ、低い方はスタンガンを持っている。

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

「目黒さんから？…もしもし」

目黒『お待たせ。5人分の画像送ったからみんなで見ておいて。俺もこれから京本さんと現場の近く行って5係の人と合流する。』

「わかった。武器持ってるらしいからそっちも気をつけて。」

目黒『おう。』

ﾋﾟｯ

「三井さん。質問してばかりで申し訳ないですが、この中に貴方が見た犯人はいますか？」

三井『……！この人と、このメガネの人です。メガネの人の方が背が高かったです。』

「ありがとうございます。」

岩本『よし。じゃあ俺らはこの2人を探すことに専念するか。』

森本『すげー。写真みたい』

「タクシー呼びましたから、一度病院で診てもらってください。」

三井『本当にありがとうございました。』

数分後来たタクシーに乗った三井さんを見送って、私たちは捜索を再開することにした。