Secret Answer (ページ12)

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08 特別捜査班、再びページ12

受付『お待たせしました。すぐに向かう、との事なのでそちらお掛けになってお待ちください』

「どうも。」

目黒『圧がすごい』

「言ったでしょ、これが素なのよ。」

松村『お待たせしましたー、って、Aかよ…！何回も電話したのに出ないからマジで終わったと思った！！』

「え、電話？」

そういえば、外に出てから携帯を見ていないことに気づいた。

ホームボタンを押して確認すると、そこには北斗の番号と不在着信(15)の文字が。

「…ごめん。」

松村『ゴメンで済むと思うかよ、こっちがどれだけ心配したと思って』

岩本『はいはい、北斗一旦落ち着けよ』

松村『岩本くん…』

岩本『初めまして。捜査一課第5係係長の岩本です。貴方が黒川さんでいらっしゃいますか？』

「はい、黒川です。」

岩本『深澤から話は聞いてました。今深澤は話題になっている事件で外に出てるので、俺たちが特捜まで案内します。』

ー特別捜査班 SSー

岩本『入るぞ。』

？『あれ？照じゃん。どったの？…ってか、その人たち誰？』

岩本『翔太、ふっかから聞いてるだろ。能力持ちの目黒さんと黒川さんだよ。』

渡辺『…あー！あの噂の？初めまして。渡辺翔太です。今ふっか現場行っててさ。2人がいる！って言って慌てて出てったからてっきり会ってるのかと。連絡入れとくね。』

「なんか…すみません」

渡辺『無事ならなんでもいいんだよ。』

京本『なべ〜、なんか見つかった？……って、2人ともなんでここに！？ホテルにいたんじゃないの！？』

目黒『気分転換に近くのステッカーのあるお店行ってて戻ってきたらすごいことになってたんで直接来ちゃいました』

渡辺『ふっかには連絡したから大丈夫』

京本『とりあえず無事で何よりだけど……』

松村『…岩本くん、俺戻りますね』

岩本『おー。俺ももうちょいしたら戻る』

ﾊﾞﾀﾝ

京本『怒ってんな』

「ですね」

京本『アイツ、ニュース見た瞬間駆け込んできてさ。Aが行ったとこだろ！？って。めちゃくちゃ電話かけてたけど出ないって見たことないくらい不安そうな顔してた』

「……」

京本『黒川さんのこと好きなんじゃない？』

「心配しないでください、すでに5回振ってます」

目黒『うわあ……』

「あの心配性なところが治ればちょっとは考えなくもない、ですけど」

京本『…無理だな。』