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【備考】
■胡桃沢歌鈴の過去
「才能がない」と言われ続けて早15年、気づけばあったはずの自信もどこかへ行ってしまった。「自分は平凡だ」、と歌鈴はずっと思っていて、同時に変わりたいと強く願っていた。
小学生の頃から勉強を頑張って、お嬢様学校だと有名な宮益坂女子学園の中等部に合格した。しかし成績はどんなに頑張っても中の上。それも当然で、宮益坂女子学園の生徒は同じ入学試験に受かっていて、同じ授業を受けている。「平凡」がどんなに頑張っても…。そんな風にネガティブになってしまった。
中学一年生の時に、小学校の時からの友人と共に運動部に入ることに決めた。入部したのはバドミントン部だ。中学から初めて頑張れば、卒業する頃にはきっと上達する。そう思った。しかし、どんなに練習に励んでもなかなかラリーは続かない。気づけば同時に入学した友人の背中は遥かに遠くなっていた。やはり自分は「平凡」…いや、もっと下かもしれないと思ってしまった。
初めての公式戦、相手は同じ学年の女の子だった。結果はボロ負け。惨敗どころか1点も取れずに終わってしまった。友人は3回戦まで進んでいた。他の部員も熱い試合を繰り広げる中、自分だけが惨めな思いをしている…。小さい頃から内気でネガティブ思考になりがちだった歌鈴が「諦める」には十分過ぎる理由だった。
結局部活は退部、それ以降中学の3年間は何か新しいことに挑戦することも無く過ぎ去り、あっという間に卒業の日を迎えてしまった。楽しく過ごせたはずの中学校。思い返してみて改めて思った。「このままでダメだ」、と。
高校に入学したら変わりたい。なにか変われるはず。そう思っていたのに。
入学式の朝、「誰かに話しかける」という目標を掲げ登校すると、既に教室には半分ほどの生徒が集まっていた。中には歌鈴の知っている内部進学生も数人いた。今なら、と話しかけようとした。喉から出たのは「あの…」というか細い声。仲良さげに雑談をしている知人の耳に届くはずもなく、誰からの反応も得られなかった。途端に、自分がとてつもなく惨めに感じ、結局誰にも話しかけることなく一日を終えてしまった。
暗い暗い、負の感情が頭の中を支配していた。
また同じことを繰り返してしまうのか。
そう思っていた矢先に、中等部の頃からの友人に声をかけられる。
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ぽむ。(プロフ) - Chiffonさん» キズナランクを決めましょう！ (10月5日 17時) (
レス) id: d3b9417177 (このIDを非表示/違反報告)
Chiffon(プロフ) - ぽむ。さん» 返信が遅くなってしまい申し訳ございません🙇♀️ なるほど！涼音もかなさんのイラストに対して純粋に「すごい」と思っているのではないかと思います😊 キズナ称号や掛け合いボイスも決めたいと思っておりますが、何か希望はございますか？ (10月4日 23時) (レス) id: ca5e62c59d (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ。(プロフ) - Chiffonさん» 演劇部の様子を見て、なんといいますか…演技力や表現力がとても素晴らしい！と感じた…っていう感じです！芸術関係に二人ともいるので…身近な憧れかなぁと思います (9月5日 17時) (レス) id: d3b9417177 (このIDを非表示/違反報告)
Chiffon(プロフ) - ぽむ。さん» なるほど、憧れというのは涼音のどういった点に憧れを抱いているのでしょうか？ (9月4日 23時) (レス) id: ca5e62c59d (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ。(プロフ) - Chiffonさん» はい、もちろんです。かなは涼音さんに密かに憧れている、という感じがいいなーと思います！演劇部の様子を見させてもらって〜…という理由です！ (9月4日 18時) (レス) id: d3b9417177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chiffon | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2023年8月27日 12時
