表と裏。Part2【リレー小説】 (ページ14)

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55話望月ラビの合流と/Chiffon ページ14

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「「ポイズンディドラッグ！！！！」」

声聞こえた方に行くと、知っている声がした。

＿＿＿リンちゃんとシアンくん。

おそらく最後であろうこの角を曲がると、霧がかかって何も見えなくなってしまった。

『な、なにこれ…！？』

元々YSP案件であることに変わりはない。

生身では危険なのでとりあえず、変身。

《Y！Rabbit！Back HERO！》

『月夜に踊れ………言ってる場合じゃない』

直後、悲鳴が響く。

こちらは知らない声なので、少し安心。

『この霧は一体…？』

「ラビ！こっちよ！！」

月宮リンの声がした。

向こうからはこちらが見えているらしい。

つまり、この霧は2人が出したもの！よかった…

声のした方に向かうと、やはり2人はいた。

…いや、2人に加えてもう1人＿＿＿黒瀬ヨミがいた。

意識を失っている。

『2人共！これは一体…？』

「あいつら…表の奴らにやられた！」

「その罰が、このルーレットだよ」

なるほど…そういうことね

『私の仲間を傷つけたの？だったら許さない』

手元の槍を強く握りしめる。

『私も手伝う』

最初にいたのは赤い猫だった。

刀を持っているが、こんなもので傷はつかない。

「なっ…！」

こちらに気づいた。

…まあ遅いけど

《Y！Judge！》

『ルナーシャドウ…！』

影を纏い、赤猫の影に入る。

これで誰の元へも一瞬で移動できる。

生徒会長は霞ヶ浦シアンがやるとして、その周りの雑魚を倒そう

生身の人間もいるようだから、そいつからかな

「え、えええ！？」

影から飛び出すと、そいつは悲鳴をあげた。

『た、玉ねぎ…？』

変なところで動揺したが、こいつに技を使う必要はなさそう…

槍で殴って吹っ飛ばした。

『まず1人目…』

先程2人に、視界を良くしてもらった。

相手にしか霧は見えてないらしい。

ちらりと2人の方を見れば、攻撃によって散り散りになった表の奴らに攻撃していた(主に会長)

これまでの恨み、晴らしてやる！って感じで、なんか私は場違いみたい……

『でも、2人の役に立たないと』

兎はまだ、止まらない。

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