54話 全ては貴方の運次第！ ページ13
「リッちゃん、僕も行く。」
「シアン、。体は、？」
「ん。もう大丈夫！」
ニコっと笑うシアンはいつものような笑みに戻ってて。
でも、会長さんに向けてる目は冷ややかでしかなかった。
まあ、私も今水球で彼らのことぶっ飛ばしてあげようかと思って留まったもん。
その目は当然。
あ、そうだ。
私はヨミねぇをハクヤに託す。
「ハクヤ、体に異常ないか見て。あと、そこにいるお嬢さんも。
いつも話してくれてるエーデルさんでしょ？」
「あぁ………有り難う。」
よし。これで誰も巻き込まないね。
「シアン、今誰も周りにはいません！
廊下も壁も壊れてるの後で直すから良し！」
「ということは………？」
キラキラとし始めたシアンの頭を撫でて
ニヤリと笑った。
「今日は好きにしてもよし！ただし巻き込まない！」
「やったぁ〜！！！ねぇねぇ！リッちゃん！」
「はいはい、それじゃあ」
「「派手にやろう。」」
ぱんっと音を鳴らし手を握る。
二人で繋いだ手の中から
ウォッチとタンクが現れた。
BackHERO！！！
その音に合わせて私は妖力を自分の体に流した。
その瞬間、右腕に激痛が走った。
そして、黒く変色する。
シアンの腕はなんともなっていない。
怨霊に近づいている。
分かってても知らないフリをした。
「リッちゃん！？」
「んふふ、修行の成果よ！」
「凄ぉ！？」
嘘だけどね。
まあ、そんなことは置いといて。今はこっち！
「ノワ！」
「うんっ！ラムブルメシア！！」
出てくる大きな型に私の妖術を合わせる
「妖術・壱弦！水煙！！」
敵だけが私達を見えなくする霧。
相手が見えなくなったら
「うわ！？何も見えねぇ！！」
「固まれ！！どこから攻撃が来るかわからないっ！」
まあ、だよねぇ。
この様子だと、みんな変身しちゃったっぽいね。
残念。変身してなかったら
デスルーレットから逃げれたのに。
まあ、仕方ないよね。私のバディも姉も傷つけたんだよ？
容赦なんてしないって。
「さあさあ皆さんお待ちかね！！」
声を上げ
ノワに合図を送り技を発動させる。
「命の懸かったデスルーレット！」
ノワが言ったのと同時にもう一度手を繋げば出てくる
水のルーレット。
「心臓貫く水か」「はたまた命を奪う猛毒なのか！」
「「全ては貴方の運次第！！」」
「今日は特別スペシャルリスト！」
「それじゃあ行くよ！」
「「ポイズンディドラッグ！！！！」」
55話 望月ラビの合流と/Chiffon→←53話月に浮かぶは冷たい視線
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作者名：YSP裏クラブ一同 x他2人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2022年8月17日 18時
