表と裏。【リレー小説】 (ページ44)

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幕間＿＿裏たちの水遊びページ44

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これはパラレルワールド的な世界線である＿＿＿

「夏だーー！！！」

「海だーーー！！！！」

「「海水浴だーーーー！！！！！」」

ノエルちゃんとシアンくんが叫ぶ。

そう。今日は裏クラブのメンバーで海に遊びに来ています。

どこの海かは企業秘密ですよ？

私は別に嫌じゃないけど、中には半ば強制的に連れてこられた部員もいるようです。

もちろんほぼ全員水着。

私はワンピース型にラッシュガード。

他のみんなも、自分に合った水着を着て＿＿＿

…あ、ノエルちゃんはビキニだ

そしてヨミちゃんはなぜが持ってるラッシュガードをダッシュで被せに行った。

その後、海に入る人は入り、ビーチに残る人は残り……そのままいなくなった部員もいた。

相変わらずの自由さである。

まぁ…私は見てるだけでいいかな＿＿＿

「ほぉらラーちゃんも！」

「れっつごー！！」

…という訳には行かないみたい。

突然ぐいっと引っ張られたかと思えば、ノエルちゃんとシアンくんに引きずられるように海の方へ。

『ちょっと2人とも！？私はいいから〜！』

そもそも私、泳げないよ…

小学校の水泳の授業でも、みんなが泳いでいる中1人だけぶくぶくと沈んで行った記憶しかない。

そんな私たちを半ば呆れながらハクヤさんが見ていた。

「溺れないように、浮き輪持ってくんだぞ…。」

と私に浮き輪を持たせ、

「ちゃんと準備体操してから入れ！」

と、海に入ろうとする部員に叫ぶ。

その姿はまるで母のようだった＿＿＿

「もういい！？いいよね！？入るからね！？」

準備体操を済ませ、待ち切れない、といったように2人は海へとダッシュする。

私を引きずったまま＿＿＿

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