４話：妖怪になる前 ページ6
『お箸の持ち方はこうです！』
『もっと優雅な振る舞いをなさい！』
『違います！話し方は………………………』
『一国の貴族の姫たる御方が、そんな事では旦那様の恥ですよ！！』
私が人間だったころ、
一国の貴族の姫として生まれた。
礼儀、作法など、全てを完璧にこなさなければいけない。
自由もない。
農民や町人を、ただ上から眺めているだけだった。
国民に義務を強いたげ、自分だけ裕福な暮らしを満喫する意味が私にはわからなかった。
父上に反発した私は、
罰として、冷たく寒い地へ。
吹雪の中、世の中の何も知らず凍死し、妖怪となった。
貴方「今の生活は気に入ってる。自由で……。
でも、平等な世の中にはほど遠い…」
妖怪になり、世を浮遊することで多くの事を学んだ。
そんな妖怪になってすぐの時、
大ガマと土蜘蛛に会った。
二人は、まだ私がＥランクだったにも関わらず、仲良くしてくれた。
修行もして、勉強して。
ずっと隣にいてくれた。
そうして、私はＳランクへと昇格していった。
けど…その時から、妖怪の間では２つに勢力が別れていった。
“本家”と“元祖”
いつの間にか二人も対立関係になってた。
大将の名を背負って…。
二人が少し、父上のように見えたのは、気のせいかもしれないけど……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 164人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
菜の花 - 繰繰れ！コックリさんのネタを入れて来るところがマジで好きです (2022年5月29日 21時) (
レス) @page25 id: 078838462a (このIDを非表示/違反報告)
暁兔(プロフ) - 今井花稀ーImai tumugiーさん» 妖怪時代は茶髪に赤目(ちなみにつり目がち)です。人間時代は日本人モチーフなので(黒よりの)茶髪に黒目です。話が進むと瞳の色を変える描写があります。参考になればよろしいのですが…。 (2020年8月18日 1時) (レス) id: e4eb57bf29 (このIDを非表示/違反報告)
今井花稀ーImai tumugiー(プロフ) - 夢主ちゃんって髪の色と瞳って何色ですか？私のただの興味本位ですが・・・。 (2020年8月17日 21時) (レス) id: 51c1c691f0 (このIDを非表示/違反報告)
星空 雫 - ンアアアアアア！！！！これだから妖怪ウォッチ夢は最高なんだよ！！！！(汚い高音) (2020年3月6日 9時) (レス) id: cfd7e474f5 (このIDを非表示/違反報告)
ヘアリー - 面白いです！更新頑張って下さい！あと意味嫌われじゃなくて忌み嫌われだと思います！違ってたらすいません！ (2018年8月26日 19時) (レス) id: 3f06647990 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：暁兔 x他2人 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年8月18日 2時
