ヘタリアーｽﾞ☆CONFLICT!!!ー６ー【学園ヘタリア】

２４５話 ページ37

貴方「可愛い犬ですね。名前はなんですか？」

私は、真っ白でモコモコの犬を撫でながら訊ねた。

??「え…えっと、花たまごっていいます」

貴方「花たまご……？…可愛い名前…。」

??「…」

貴方「そうだ……。貴方の名前…聞いてないので、教えて下さい？」

??「あ…僕はフィンランドです…！フィンって呼んでください！

それから、コッチの四人はっ…！」



フィンと名乗った人は、残る四人を紹介してくれた。

そして私は、ルートさんから、
記憶喪失になった事を聞かされた。

貴方「…私は皆さんとは知り合いだったんですか………。すみません…何も覚えてなくて……。」

マシュー「仕方ないよ。記憶喪失になったのは、僕達のせいでもあるし…」

貴方「何があったかはわかりませんが、気にしないで下さい？

記憶なんて無くても、また仲良く出来るんですから！」

フィン「……でも、Aさんの記憶には、忘れて欲しくない僕達の想いがあるんです……。だから…早く思い出してほしい……」

貴方「そう…ですね……。

でも、思い出そうとすると……。
頭を強く殴られるような……そんな痛みがあって……。」

デン「っ！！！」

貴方「？デンマークさん…？」

デン「えっ…あっはははっ！すまねぇ！ちょっとトイレかりるっぺよ〜！」

アーサー「あ…あぁ」


バンッと、デンマークさんは部屋を出ていった。

ノーレ「…(…あんこ………)」



〜デンマークside〜


デン「っ……ダメだっぺなぁ……」

絶対変な事思われた……な。

デン「A……」



俺はまだ隠してるっぺ……。

でも……これを期に…

オメェが“あの事”を思い出したら＿＿＿。


俺は……どうすりゃいい………？



〜ノーレside〜


あんこが出ていった。

演技力が相ッ変わらずねぇべ…。

けんど、気持ちはわからねぇでもねぇ。

が……俺から言える事はねぇ…。

これは、お前らの問題だべ……。

２４６話→←２４４話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す