ヘタリアーｽﾞ☆CONFLICT!!!ー６ー【学園ヘタリア】

２３７話 ページ29

貴方「はぁっ……はぁっ…!!」


出血しているせいで、クラクラする。

水も、足首まで来ている。

あれからも、体に矢が刺さり続けている。

腕、足、腰………。

一本は、足から抜けない。

矢が髪にあたり、長髪はすっかり短くなっていた。

駄目かも……と、思ったその時。

貴方「あれは……光……？牢獄……みたい……。」

遠目からで分かりにくいが、人が居るかもしれない。


私は、走り出した＿＿＿＿。


バシャバシャと、水が跳ねる。



ガッと、牢獄の柱を掴んだ。

??「!?誰ですかっ………て…」

??「A…!!」

貴方「フィン…!それに皆さんも…!

……良かった……見つかって…」

デン「おっ…!!!オメェ!その傷ッ!!」

貴方「あ…あぁ、トラップに引っ掛かりまして…;;」

アイス「早く手当てしないと……!」

ノーレ「…でも、鍵がねぇがら出れねぇべ」

貴方「鍵が必要なんですか？」

デン「あぁ……。中からは開けらんねえっぺ」

貴方「では、探して来ますよ」

フィン「何言ってるんです！そんな傷で！」

貴方「…でも、他の先輩方は何処に居るか分からないし……。今、動けるのは、私だけ。早く出て、帰ろう？

それでさ！みんなで旅行行こうよ！」

フィン「…」

貴方「大丈夫だよ、フィン。私は死なないから」

アイス「…止めても行くんでしょ」

貴方「勿論だよ」


私は後ろを向いて走り出した


フィンの叫び声が聞こえた気がする…

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