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１６６話 ページ37
みんなで朝食を食べ終え、今は玄関にいる。
貴方「色々、ありがとうございました」
フィン「何かあったらすぐに呼んでぐだざい"ね"ぇ"ぇ"え"〜!!!!」
アイス「なっ…何泣いてるのさ…!」
ノーレ「学校でも……声かけるべ」
貴方「はいっ！」
デン「またいつでもくるっぺよ〜！」
スヴィ「ん………みったぐねぇ」
貴方「うん。じゃあ、また。」
フィン「はい…。」
私は家を出た。
私の苦労はここから。
家はどうしよう？
お金は？
………この１週間で、色々なモノを失った気がする。
なんでって、思う気持ちが胸にあるけど…。
今は、気にしていられないな。
あの時、
帰って来いって我が儘を言えば、こんなことにはならなかったのかな？
どうして、一度も連絡を取らなかったんだろう？
……どうして…私が学校に行ってる間突然行っちゃったの？
何故、私に本当の事を言ってくれなかった？
いってらっしゃいって、笑顔で見送りたかった。
最後に声を聞きたかった。
今更、後悔しても遅い。
取り返しがつかないことだってわかってるのに……。
涙が、溢れてとまらない。
フィン達には見えてないだろうか？
頬を伝う量は、増していくばかりだ。
貴方「どうしてっ…………!」
どうして独りにしたんだよっ…!!!!!!!
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作者名：暁兔 x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年2月17日 23時
