１６４話 ページ35
貴方「……すみませんが…それはお受け出来ません…。」
ノーレ「……なぜ？」
アイス「ノーレ…!いつの間に…」
貴方「皆さんが私のことを気にかけて下さって凄く嬉しかったですし、何より楽しかったです。
でも、私…皆さんにこれ以上迷惑かけたくないです…!本当に、昨日１日、泊めて頂いて感謝しています。
だから………!」
フィン「………わかりました」
アイス「…フィン!」
フィン「ここまで言われて引き留めるのも、聞き分けないです。
それに、これが本当のAさんの意思であるなら、尊重すべきです」
アイス「……わかったよ」
貴方「ありがとうございます…」
渋々承諾するアイス君。
ノーレは黙ったままだった。
実は、昨日のお昼、みんなが寝ている時に、一本の電話がかかってきた。
非通知。
貴方「も…もしもし。」
『ああ、Aちゃんかい。こんにちは』
貴方「は…はい、こんにちは……。」
その人はどうやら、私の両親の親戚だそうだ。
『君の引き取り先がウチになっちゃったんだけど、おじさん、忙しいんだよね〜』
貴方「え…？引き取り先……？」
『だからさぁ、君、一人暮らししてくれない？』
貴方「え…あの……？」
『君の両親、好きじゃないんだよ。』
貴方「っ！？」
『あ、そうそう。君、養女なんだって〜？可哀想だよn(((ﾌﾞﾁｯ
ﾂｰﾂｰﾂｰ』
貴方「はぁ…はぁ……!」
勢いよく電話を切った。
貴方「な……何…っ……何なの……？」
ただの……嫌がらせ……？
貴方「嫌いって……。」
すると、もう一度電話がかかってきた。
さっきとは違う電話番号だった…。
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作者名：暁兔 x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年2月17日 23時
