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１６３話 ページ34
フィンside
可笑しいです…。
どうしてAさんは笑っていられるのでしょうか…？
両親をなくされてまだ５日。
それなのに……
貴方「みんないつも朝遅いのですか？」
アイス「うん。特に……酒が入ってるデンとかは……」
貴方「あ、わかる気がします」
どうして何もなかったかのように笑っているのですか？
フィン「Aさん…」
貴方「え、何？」
フィン「昨日の話、覚えていますか？」
貴方「昨日…？」
フィン「一緒に住もう、と言う話です。」
アイス「やっぱりいったんだ。フィン」
フィン「はい」
貴方「いったんだって……どういう事ですか……!?」
アイス「Aがお風呂に入ってる時に、五人で話し合ったの。
無理して笑ってるの、デンでもわかったからね。」
貴方「え…？」
目を開き、驚くAさん。
フィン「ずいぶん、辛いモノを抱えてそうだったので……。でも、昨日部屋で話したことは言っていません。
それは、Aさんが話したいと思わないと聞けませんから。」
貴方「フィン…アイス…。」
アイス「僕でもフィンでも、ここに居る五人でいいなら、いつでも相談にのるし。」
貴方「……」
フィン「ねぇ、一緒に住みませんか……？」
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作者名：暁兔 x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年2月17日 23時
