24話 ページ25
ある日の昼休み。
僕と轟くん、飯田くんで教室で話していると、ドアからひょこっとAちゃんの顔が見えた。
『ふふっ！』
「Aちゃん！」
「A」
「Aクン！どうしたんだい！」
『いずく、しょーと、てんや！あのね、これあげる！』
黄色いポシェットから取り出したのは…
「アメか」
『すきなのえらんでいいよ！』
ドサッ
机の上に置かれたアメ。
Aちゃんは僕の膝に座った。
「こんな量、どうしたの？」
『おてつだいしたら、いろんなひとからもらったの！』
さすが愛されAちゃん。
僕らが有難くアメをなめていると、Aちゃんが遊ぼ！、と言ってきた。
「遊ぶのはいいが…何すんだ？」
僕の前に机を挟んで座る轟くんが首をかしげる。
『んー…あ！ぶるどっくしよ！』
「…ぶるどっく？何だそれ」
『ぶーるどっくーぶーるどっくぅ、まけたらいたいよぶるどっくぅ、ってやつ！』
「うわぁ懐かしいそれ！」
「緑谷知ってんのか」
「俺も知らないな」
「うん！小さい頃よくやってた！」
『じゃあ、Aといずくでおてほんね、しょーと、てんや、みててね！』
「…おう」
Aちゃんは僕に向き直った。
『せーのっ、ぶーるどっくーぶーるどっくぅ』
「負けたら痛いよぶるどっくぅ」
「『じゃんけん、ぽい！』」
僕がちょき、Aちゃんは、ぱー
『まけたぁ！』
Aちゃんの左頬を優しくつまむ。
ふにっ
柔らかい。
『よしっもういっかい！』
「せーのっ、」
左頬をつまんだまま、第二回戦が始まる。
再び歌を歌って、じゃんけん。
「やった！」
『まけちゃったぁあ！』
右頬をつまむ。
両頬をつままれたAちゃんが凄くかわいい。
写真撮りたい。
両頬をつままれてしまった時、罰ゲームがある。
「いくよ〜？
たてたてよこよこくるりんぱっ！」
ほっぺをいろんな方向につままれる。
…Aちゃん相手だからかなり弱い力だったけど！
『あはっ！まけちゃった！』
「成る程！大体理解できたぞ！」
『しょーと、わかった？』
「…ああ」
Aちゃんの顔をまっすぐ見ながら頷く轟くん。
(…本当にわかってるのかな？)
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Lynn - 間違えた、ちょん、ごめん。このシリーズにナイトアイ様出たら教えるよ。 (2023年4月15日 11時) (
レス) id: 3d10a0695d (このIDを非表示/違反報告)
Lynn - Lynnだよ。ナイトアイ様も出て欲しいな。コメントはタメで大丈夫、自分もヒロアカ見てるから。月華、返事と更新待ってるよ。 (2023年4月15日 11時) (レス) @page9 id: 3d10a0695d (このIDを非表示/違反報告)
ねぎみ - 1-Aのみんなとの絡みが好きです…！！ (2021年8月24日 8時) (レス) id: 28dad0896f (このIDを非表示/違反報告)
ねぎみ - ブルドック懐かしいなあ… (2021年8月24日 8時) (レス) id: 28dad0896f (このIDを非表示/違反報告)
あき - うちだと、ブールドックは負けたら、たてたてよこよこまぁーるかいてぴっぴっ、て言うんですよ〜。地方で違うんですね！ (2018年8月25日 17時) (レス) id: 3080dca5d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょん | 作成日時：2017年8月18日 14時
