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春ちゃん、寝たかな。
私の隣で寝ている私の大好きな人。
とっても大好きで、離したくない。だけど、
「もう、我慢出来なくなっちゃったよ。」
我儘でごめんね。
何度も脳内で謝罪の言葉を繰り返す。
思えば私は、最初っから自分勝手だったのかもしれない。
「好きです！付き合ってください！！」
そうやって、春ちゃんに告白された。
突然で、しかも先輩だったから、よく分からなかった。
だから最初は断った。
でも、
「好きです！」
何度も
「付き合ってくれませんか、、？」
何度も、
「大好きです！」
告白してくれた。
それがとても嬉しくて、最終的にはOKをした。
最初は毎日が楽しくて、放課後デートやお休みの日にお家デートなんかもした。
だけど段々、春ちゃんと付き合うと言うことはどんなことか分かっていった。
春ちゃんはとても美形だから、ファンは多かった。
だから、
たくさん反感を買ってしまった。
「何でアンタなんかが三途くんと付き合うのよ？！」
「釣り合って無さすぎw」
「ウザイ。」
当然だと思うしかなかった。
だって皆が言う言葉はどれも本当のことだと思った。
だって、もしかしたらずっと春ちゃんにアピールして来た子もいるかもしれなかった。
だって、もしかしたらずっと、密かに春ちゃんに好意を持っている子だっていたかもしれない。
だって、本当は自分でもそう思っていたから。
だから、自分が虐げられるのはしょうがない。
それを拒むのは、とても我儘なんだと思った。
本当はずっと、別れようと思ってた。
でも別れられなかった。
どうしてか、春ちゃんが大好きになっちゃってたから。
だけどもう、
ここにいちゃいけない。
「これ以上は、
我儘すぎるから。」
そう言う私の顔は、もう、
ぐちゃぐちゃになっていたんだと思う。
「春ちゃん、さようなら。
今まで有難う。」
そうやって女は、静かにドアを開けて何処かへ行ってしまった。
続く
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千飴(プロフ) - キクラゲさん» 嬉しいです！頑張ります！! (11月5日 9時) (
レス) id: 6572abc999 (このIDを非表示/違反報告)
キクラゲ(プロフ) - カルピスの原液ことキクラゲですある作品のコメント欄からとんできました！まだ設定しかみてないんですけど最高の予感！更新頑張ってください (11月5日 0時) (レス) @page1 id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千飴 | 作成日時：2023年11月4日 21時
