もう1度、愛していいですか。

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もう、元には戻れないかもしれない。


直也に散々当たっといて、


私だって罪を犯してる。


prrrr prrrr


タイミグ悪過ぎだよ、

何で、何で私が弱っている時に限って助けに来るの？

ねぇ。何でよ、秀くん…。


　『もしもし、どうしたの？』


末「久しぶり、てか泣いた？声、変だけど。」


　『ちょっと直也と喧嘩しちゃって。』


末「何かあったら言えよ？あ、てかAの店の女の子いるやん。」


　『実彩子と…千晃？』


末「そう、小さいのどっち？」


秀くん、千晃好きなのかな。


　『千晃だよ、どうかした？』


末「いや、西島がな。連絡先知りたいって。」


　『えっ、嘘!!実はね、千晃もなの…!』


こんなにも、恋が上手くいくのに。

何で私はこんなにも悩んでるの？

………ん？私、悩んでるの？

何に？直也には謝れば良いのに。


　『もしかして…、揺れてる？』


末「ん？何か言った？」


　『え!?ううん、何も!そろそろ家戻んなきゃ。じゃあね…！』


通話を一方的に終わらせてしまった。


いや、そんな事考えてる暇はない。


　『私どこまで馬鹿なの？たかが元彼に再開しただけ。』

本当に、ちょっとの高揚感だけだから。

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