ー60ー ページ11
_________５年後
貴「あっつい」
空港について大きく伸びをする
んーやっぱり日本は暑いな。
貴「てか、なんで返信来ないん。」
紫耀にメールを送ったけど、見事に既読スルー
なんで読んだのに返さないん？
せっかく、帰って来たのになあ
ちょっと重い足取りで歩き出した瞬間
貴「わっ！！」
後ろから目隠しされた。
「だーれだ」
振り向かなくてもわかる。
このハスキーで甘い、私の大好きな声
貴「しょ、う？」
平「ははっ。あたり。」
そして紫耀と向かい合うと同時に抱きしめられる
久しぶりに見た紫耀は茶髪が黒髪になってて
服装もだいぶ大人になってて
ちょっと背も伸びた気がする。
それでも、笑うとクシャってなるとことか、この匂いは変わってない。
抱きしめる時、必ず頭を撫でてるところも。
平「おかえり」
貴「ただいま」
平「元気やった？」
貴「うん」
平「むこうでナンパとかされへんかった？」
貴「されるわけないやろ笑」
そして抱き合ったまましばらく沈黙が続いて
平「・・・なあ。会いたかったで。」
貴「うん。わたしも。」
そして一旦離れて見つめあう。
平「なあ。A。」
貴「ん？なに？」
私が返事をすると紫耀はポッケから小さな箱を取り出した。
ぱかっと箱を開けるとそこにあったのは、
キラキラ輝く宝石のついた指輪
貴「え、これ」
平「色々あったけど、俺はずっと、これからも、Aのこと愛してる。ていうかもうA以外愛せないわ。だから・・・こんな俺やけど、
ずっとそばにいてくれませんか？」
貴「・・・それは、プロポーズですか？」
平「おん」
貴「もう！ここで言うもん？」
平「待てへんかったんよ。」
貴「めっちゃ見られてるし・・・」
平「俺はええよ。」
貴「・・・」
平「A・・・
俺と、結婚してください。」
貴「・・・はい」
最後の方は涙で視界がぼやけて紫耀の顔はまともに見れなかった。
周りにいた人たちが拍手をしているのがわかるけど涙が止まらない。
不意に紫耀が私をお姫様抱っこして
そのまま唇が重なった
周りから聞こえる冷やかしの声なんか無視して
紫耀はキスをし続けた。
やっと唇が離れておでことおでこが触れ合う
平「A・・・ずっと一緒におろな」
貴「うん！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2218人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
彩香(プロフ) - ありがとうございます！楽しみにしてます！ (2017年12月21日 19時) (
レス) id: 82084003de (このIDを非表示/違反報告)
千晃(プロフ) - 彩香さん» 結構そういう声が多いので、やろうかなー、と考えてます！今書いてる小説がある程度かけたら書いてみようかなと思います！お待ちください！！ (2017年12月21日 19時) (レス) id: 541a949c76 (このIDを非表示/違反報告)
彩香(プロフ) - これの続編が見たいです！！ (2017年12月20日 14時) (レス) id: 82084003de (このIDを非表示/違反報告)
千晃(プロフ) - 永瀬すみれさん» 嬉しいお言葉...ありがとうございます！とっても嬉しいです！！頑張ります！！ほんとにありがとうございました！！！ (2017年10月21日 15時) (レス) id: 541a949c76 (このIDを非表示/違反報告)
永瀬すみれ(プロフ) - すごい素敵な作品でした！本出していいと思います！ほんとに号泣でした！これからも頑張ってください！応援してます！ (2017年10月20日 16時) (レス) id: 23262beb6c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：千晃
| 作成日時：2017年6月24日 19時
