18.優しい君なら絶対家に来てくれるって、俺わかってたんだ ページ19
「私でよければ様子見に通いましょうか？」
マネージャーとして出過ぎた真似かとも思ったけど、そう声をかければ驚くほど目黒さんが嬉しそうな顔をする。
「えっえっ、いいの？Aならモコ、めっちゃ喜ぶと思う！マジで甘えていい？」
「シッターさんのお時間今日何時ですかね？お会いして様子も直接聞いておきます」
「いや、帰りに先に寄って一緒にモコといてくれるだけでありがたいし、安心して仕事できるよ、ほんとマジありがとう」
「仕事ですから」
「本当にそれだけ？」
まるで私の気持ちを見透かされているような綺麗な瞳に見つめられて、思わず目を逸らしてしまった。
「…ごっこ、もしてますから。彼女としても心配なので」
目黒さんが望むような答えを言ってあげたくて、そう言うと
めちゃくちゃ嬉しそうに笑って
「ありがと、A」
こんなに抱きしめたいのに車のシートが邪魔だね、と笑って
「俺今日夜はメンバーと事務所でインタビュー入ってるでしょ？他のマネージャーもいるからさぁ、タクシーで帰るから先にうちに来てモコについててもらえないかな」
「先に…目黒さんの家…ですね」
「別に料理とか何もしなくていいから。俺作ってあるし」
ただ、家でモコと居てくれるだけで俺は嬉しい。と目黒さんがお願いだと言う。
「…わかりました。目黒さんを事務所に送った後早めに行けるようにしますね」
「ありがと」
「目黒さん移動中は寝てくださいね、少しでも疲れ取ってください」
「Aの添い寝があればすぐ寝るんだけどね」
そう言いながらも腕を組んですぐ眠り始めた。
夕方目黒さんをメンバーと合流させて私はモコの元へ急ぐ。
マネージャーとして目黒さんを起こしたり忘れ物を取りに入る事は多少あるとして、今は仕事というよりプライベートで彼氏の家に初めて一人で先に帰っておくような、妙な気持ちになる。
家のロックを解除して鍵を開ければ、ドア越しに人の気配に対してモコの鳴き声が聞こえて開ければ
足元を嬉しそうに舌を出して駆け回るモコが私を出迎えてくれた。
「モコ〜元気だった？大丈夫？ご飯ちゃんと食べた？」
そう言って抱き上げて
「お邪魔します…」
…目黒さんの香りがする部屋はドキドキする！！
目黒さんが冷蔵庫にモコの好きなご飯入れてるからあげてね、と言ってたから冷蔵庫を開ければ…
モコのご飯と…メモにAのご飯。と書かれたご飯が！？
なんで！？
(優しい君なら絶対家に来てくれるって、俺わかってたんだ)
19.こんな幸せな時間、永遠に続けばいい→←17.モコもきっと喜ぶし俺も…
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chako(プロフ) - みかさん» みかさん最後まで読んでくださって本当にありがとうございました！お言葉もありがとうございました！とっても励みになりました！ (2022年7月20日 21時) (
レス) id: 4bcc778cb3 (このIDを非表示/違反報告)
chako(プロフ) - いくさん» いくさん最後までお読みくださってお言葉までくださって本当にありがとうございました！結婚ごっこのも読みたいとおっしゃってくださって嬉しいです！ありがとうございました！ (2022年7月20日 21時) (レス) id: 4bcc778cb3 (このIDを非表示/違反報告)
chako(プロフ) - 柚姫さん» 柚姫さんこんばんは！完結に嬉しいお言葉ありがとうございましt！最後まで更新しつづけられたのはいつもお言葉くださるおかでです！本当にありがとうございました！！ (2022年7月20日 21時) (レス) id: 4bcc778cb3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうこ - 完結おめでとうございます！いつもキュンキュンさせてもらってました。是非、結婚ごっこも読んでみたいです🖤素敵なお話をありがとうございました！ (2022年7月20日 5時) (レス) @page29 id: 3794c6c7db (このIDを非表示/違反報告)
みか - 最後までお疲れ様でした！ (2022年7月19日 19時) (レス) @page29 id: d2e789e792 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chako
| 作成日時：2022年5月27日 15時
