1.猫背にサングラスにマスク姿の細くて色の白い、ゲームの上手い人がいました2 【紫】 ページ2
君、めっちゃ毎日やってるよね？と言われて、甘いその言葉に一瞬頼りたくなる。
「…ありがとうございます。でも弟の誕生日プレゼントのリクエストなんで、自分で取りたいのでがんばります」
「へぇ、弟さん誕生日いつ？」
「明後日です」
「あ、俺と一緒だわ」
と言ってサングラスから目を覗かせて
「俺、怪しい人じゃないから」
まぁ、知ってると思うんだけど。と言われたけどまったくわからない。
「えっ、まって、もしかして俺わからない？」
「ごめんなさい…同じ…学校でした？あまり友達以外覚えてなくて…あ、もしかして仕事で？」
「あー、いやいや、頑張るわ」
よし！同じ誕生日の弟さんに絶対にプレゼントしよっか！
俺がアドバイスしてあげるから。とその人が私の隣に立って、取れる角度とかタイミングを指示してくれる事になった。
いい人だ！！
「よーし、いい感じ！！そこで〜はいっ今押す！！」
せっかく何度もいいアドバイスをくれたのに、私がタイミングを外してあと一歩でぬいぐるみが持ち上がったのに失敗ばかり。
「あー…」
と肩を落とせば
「ちょっと息抜きした方がよくない？」
今日はここまでにしよっか。と言われて
「でも明日取れなかったら…あれなので」
「明日絶対取れるから大丈夫、俺明日またアドバイスできるし」
「…お時間ごめんなさい、いつもありがとうございます」
「いやいや、俺がしてあげたいだけだし」
そう言って、その人は近くにあった自動販売機にお金を入れて
「何がいい？奢ってあげる」
弟のために頑張ってて偉い君に。と微笑んだ。
最初は怪しい人かと思ったのに、とても優しい人だ。
奢ってもらったジュースを手渡されて、近くにあるベンチに一緒に座った。
「あの、お仕事でゲームやられてるんですか？」
すごく上手ですよね、と聞けば
「あー、そうじゃないんだけど趣味通り越して…まぁ仕事でもちょっとやるかなぁ…俺色々やってて」
「そうなんですね、すごいです」
「褒めてくれてありがと」
で、君の事も教えて？
「名前、聞いてもいい？」
「Aです。あの…「俺？」」
俺は、たつや。そう言って微笑んだ。
たつやさんのの声がとても優しくて心地良くて
おしゃべりが上手で
楽しくて気がつけば話し込んでいた。
時計を見れば深夜になっている。
「ごめんなさい…こんな時間まで！」
「いやいや、俺こそ女の子をこんな時間まで、送るよ。って徒歩で、だけど」
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chako(プロフ) - 凛さん» 凛さんリクエストありがとうございました！ぜひ続きもお付き合いくださいませ〜！ (2022年6月14日 8時) (
レス) id: 4bcc778cb3 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - Chakoさん、🖤のリクエスト答えてくれてありがとうございます。めっちゃうれしいです。続きも楽しみにしてます (2022年6月13日 23時) (レス) @page7 id: 71598009b3 (このIDを非表示/違反報告)
柚姫(プロフ) - 完結おめでとうございます。ここから始まるの素敵ですね。賑やかな素敵な日々になりそうです。励みになれたなら何よりです♡ (2022年5月5日 21時) (レス) @page5 id: 31ed921faf (このIDを非表示/違反報告)
chako(プロフ) - 柚姫さん» 柚姫さんこんばんは！わかります〜！めちゃくちゃお願いしたいですよね！！お言葉くださってとーーっても励みになりました！！ありがとうございました！ (2022年5月5日 20時) (レス) id: 4bcc778cb3 (このIDを非表示/違反報告)
柚姫(プロフ) - たまに欲しいものがあると、呼びたくなりますよね、💜さん。楽しみながら読ませていただいています。完結まで楽しみです。 (2022年5月5日 20時) (レス) @page4 id: 31ed921faf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chako
| 作成日時：2022年5月4日 23時
