目黒蓮と私の幸せな結婚4ーもっともっと幸せな結婚？！

6.今夜は帰ったら反省会だぞ！？ ページ6

「今日は大人数ですね」

看護師さんが笑って、私は動揺しながらも「あはは」と笑った。



「貧血の数値まで良くならないけど、鉄剤飲んでる？」

「鉄剤飲むと胃が痛くなって…ちょっと」

「あー、つわり酷かったから胃が荒れてるんだろうね。血圧は…よし、と」

先生がチェックをしながら診察を進めて

「エコー、してみようか。お父さんたち期待されてるし」

と笑う。



さすがだ、目黒蓮！！！

誰も目黒蓮だと疑ってない！！！

でも、うちのお母さんが若干挙動不審！！！！

女優にはなれない！！！


「じゃあ横になってくださいね〜。今日は皆さんいるから見えるといいけど。性別もしっかりわかるかもしれませんね〜。どこかなぁ〜」


先生がお腹にジェルを塗ってエコーの機械を押し当てて探していく。


「先生、旦那さんに見せたいので録画していいですか？」

「どうぞ」

いつも聞くのに聞かなかったらおかしいから聞けば


「じゃあお父さんが代わりに撮影しておくから」

と、ほぼ目黒蓮の声で言うからドキドキする！！



低めに声出しているけれど、元々低いからね！？

甘くいい声だからね！！？？



「お、見えてきた」


そう言った瞬間


もう身を乗り出しそうな勢いで画面に見入る目黒蓮！！！



「あれ？あーー、えっ」



先生が妙な声を上げれば

不安そうに



「先生、大丈夫ですか？！Aと赤ちゃん、大丈夫ですか？！」



目黒蓮が先生に質問しはじめるから焦る！！！

静かにしてて！！！と睨んでも


先生の反応に私も不安！！！！


「あれーーー、あーーこれは…」


先生が何か言おうとして、蓮と私は目を合わせた。


「隠れてたね」

「えっ、男の子ですか！？」

私がそう言うと、蓮はワンテンポ遅れて理解したらしく

「…って男の子！？」

があまりに蓮がくいつくからお母さんバレると思って

「お父さん、静かに」

と棒読みで言うから、それも怪しい。


「男の子は男の子なんですが…女の子もいますね。わかります？今まで上手に隠れてたのかな？横になってる子とこっちに。」



双子ですね。



衝撃の事実が告げられて



情報処理ができていない目黒蓮、あらためお父さんが固まって動かなくなって



数秒してから



「よっしゃああ！！！」


とガッツポーズするから



帰ったら反省会だな。




でもめちゃくちゃ嬉しそうだし


「お父さん、喜んでますね〜」


って先生も笑って、誰も気が付いてないから…今はいっか！！！

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