目黒蓮と私の幸せな結婚4ーもっともっと幸せな結婚？！

19.目黒蓮の魔法の声 ページ19

退院の日、目黒蓮は車で待っていて、両家の両親も迎えに来てくれて

私たちは家で家族だけで退院祝いをした。




赤ちゃん達が泣いても家族の笑い声が響く幸せなお祝いの会だった。


モコは新しく増えた家族に不思議そうで、でも嫌悪感を見せなかったのは目黒蓮が退院までの間に一生懸命モコに写真や動画を見せて言い聞かせたとか。

「お前の可愛い妹と弟だから、ちゃーんと可愛がってあげるんだぞ？」

モコ、お前はいい子だからわかるよな？

目黒蓮の声と言葉はモコにとっても魔法のようなものだ。

本当にいい子に二人に吠えないからすごい！！！


きっと、私たちの退院までの間、久しぶりにモコは目黒蓮を独占して幸せな時間を過ごしたのだろう。










「A！！おむつ！！てかお尻拭き！！やっば、うわっ、待て！！！」

日常が始まって、目黒蓮の声が響いた。

不器用すぎて、おむつ替えが苦手らしい。


新がおしっこを目黒蓮にかける。というハプニングが起きた。


もちろん私も笑ったし、目黒蓮も大笑い。


「新、すっきりしたか？」

しょうがないなぁ。と言いながら目黒蓮は自分より先に新を拭いてあげる。


「凛のおむつは私がやっておくからシャワー浴びてきていいよ？」

「凛まで俺やるから。やれる時に育児やりたいんだ」


って、濡れてるから頼むから浴びてきて！！！



双子は同時に泣いたり、同時にお腹空いたり眠かったり。

手が足りないと思うぐらいだけれど、目黒蓮が前よりも家にいる時間があってそれだけで心強い。


私の隣に目黒蓮が並んで

泣いている双子を抱っこして

二人であやしていると、本当に家族になったんだと実感する。


双子が眠くなってくると、泣き声よりも目黒蓮の優しい子守唄の音量が勝ち始めて、本当になんて優しく心地いい声なんだろうと聞き惚れてしまうし、私まで眠くなるから不思議だ。


「Aも眠っていいよ？」

新と凛をベビーベッドに寝かせて、ソファーで一息つけば

蓮が手を伸ばして私の頭を自分の胸板に引き寄せて、ゆっくりと髪を撫でてまた子守唄を歌い出す。



目黒蓮の心臓の音と、体温と、低く優しい歌声にすぐに眠くなって



「蓮、大好き」

腰に腕を回せば

「俺もAが大好き」

とぎゅっと抱きしめてくれて



ソファーで二人でうたた寝をする。



もちろん、寝相が悪い目黒蓮が床に落ちて目を覚まして

床に落ちた音で双子が起きて泣き出して。


騒々しい時間はあっという間に戻ってくる！！

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