目黒蓮と私の幸せな結婚4ーもっともっと幸せな結婚？！

13.君は完璧な旦那様で完璧なパパ？ ページ13

入院準備も用意して、組み立てられたベッドの側に置いておく。



ベビーベッドが2台並び、部屋の雰囲気が変わって見える。




出産予定も近くなってきて、毎日どこか不安と楽しみが混じった日々を送っていた。







「ただいま！」

いつもより元気のいい声が玄関からして

目黒蓮が花を抱えて帰ってきて

「おかえり！どうしたの？楽しい仕事だった？」

モコと出迎えれば

「やっとクランクアップした！！！お土産」

と花を渡されて、お疲れ様と目黒蓮を抱きしめた。



が、腕が回らない！！


お腹で回らないのだ。



最近の目黒蓮は本当に仕事が忙しくてゆっくり顔を合わせる時間も無かったから、名前を話し合う時間も無かった。

いつ生まれてもおかしくない時期に入って、少し旦那さんの忙しさを不安に思ってしまう事もあった。

でも、目黒蓮だから

我慢しかないと思っていた。



「打ち上げとかで食べてきたでしょ？」

「ちょっと話せる？」

「ん？いいけど…」

二人でソファーに並んで座って

手を繋ぐ。

目黒蓮の膝にはモコ。

「実はさぁ、半年前にマネージャーやSnowManのみんなに話をしてた事があって、個人の仕事をこの半年間めっちゃ頑張るから、半年経ったらSnowManグループの仕事意外はセーブしたいって」

「え？」

「今日で個人の仕事は半年間お休み。半年しかお休みできなかったけど、グループの仕事だけになったら今までよりはずっと一緒にいられるし子育てに関われると思うんだ」

「でも…目黒蓮は」

「俺がそうしたいって思ったから。戻ったら全力で頑張るしファンだって失望させない。ただ俺の人生で子育てに関われるのって仕事よりも大事だと思ったから」



俺を一緒にいさせてくれる？



目黒蓮の優しい声と言葉に



初めての出産の不安や

初めての育児、それも双子という不安も

全ての不安をわかっててくれて



嬉しすぎて泣いた。


「ありがとう蓮〜〜」

「俺がお礼を言う方だから。マジでありがとうA。一人でお腹で子供を育てて不安だったっしょ？」



一人で頑張ってくれてありがとう。

蓮の大きな手が私の涙を拭うから


「なんでそんなにスパダリなの〜〜！？！目黒蓮が完璧な旦那すぎて、仕事で育児関われない部分だけはしょうがないと思えたのに、完璧すぎて！旦那が完璧すぎて！無理！」


私は大泣きしながら目黒蓮があまりに気持ちを汲み取って行動してくれる完璧さを訴えれば


マリオとルイージが興奮したのかお腹を蹴った。

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