真夏の夜は貴方を想う1【SS】 (ページ14)

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愉快な仲間たちページ14

「…あ、えっと、山田Aです。」

「Aちゃんね！よろしく！
　いやー、可愛いね！」

「っ…。」

「コラ、相葉さん。
　こいつ困ってんでしょ。」

相葉君に圧倒されて言葉が出ないでいたら
二宮君が助けてくれた。

「えー、ごめんごめん！
　ついね？新しい友達欲しいじゃん！」

無邪気な笑顔を浮かべながら
そう言ってる相葉君を見ると嫌な気はしなかった。

だから、

「ふふ。ごめん。ちょっと驚いちゃった。
　相葉君、よろしくね？」

そう言ってみた。

すると、もう1人の眠そうな男の子が

「俺、大野智。」

ボソッとそう言った。

「え？」

さっきまで喋らなかった彼が急に話しだしたから
思わず聞き返してしまうと、

「…。大野智。」

彼はまたそう言った。

「ククッ、大野さんもっとちゃんと
　自己紹介しなさいよ、それじゃ幼稚園児と
　変わらないでしょ。」

「アハハ！ホントだよ！タイミングも変だし！
　大ちゃんは相変わらずだなあ～。」

二宮君と相葉君はそんな大野君を見て
凄く楽しそうに笑ってる。

(仲良いいんだなあ…。)

彼らを見て思った。

高校生活残り半分、私も仲良くなれるかな。