波乱妖魔～壱～ (ページ5)

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噂ページ5

「な···何とか間に合った～···」

俺はフラフラになりながら自分の席に座るとそのまま机に突っ伏した

「おはようケータくん｡疲れてるみたいだけど···寝不足？」

俺が顔を上げるとそこにはフミちゃんが心配そうに顔を覗き込んでいた

「今日バスに遅刻しちゃって···それで走ってきたんだ汗」

「えぇ!?遠いのに頑張ったね!?」

フミちゃんはものすごく驚いていた

まぁ間に合ったのはばくそくのおかげだけどね···←

「ねぇねぇ知ってる？今日この学校に転校生が2人来るんだって！」

フミちゃんは目をキラキラさせている

やっぱり可愛い···←

それにしても転校生か···

どんな人が来るんだろう

「こっちのクラスに来るのかな？」

「うーんどうなんだろう？もしかしたら2人ともこっちのクラスに来るのかな？」

2人で転校生の話で盛り上がっていると､チャイムとともに先生が入ってきた

「じゃあケータくんまたね」

「うん｡バイバイ」

フミちゃんは俺と別れると自分の席に戻っていった

俺も教卓に向かって前を向いた